AMD Ryzen AI 7 350シリーズ搭載の超薄型軽量ノート「Acer Swift Air 16」でベンチマーク・バッテリー・熱など計測してみた


AMD Ryzen AI 7 350シリーズを搭載し、重量990gという超軽量の薄型ノートPC「Swift Air 16」をAcerから借りられたので、外観チェックに続き、ベンチマークを行ってみました。

Acer Swift Air 16 | 超薄型軽量ノートパソコン | Acer 日本
https://www.acer.com/jp-ja/laptops/swift/swift-air-16

Swift Air 16の見た目や重さは以下の記事でチェック済み。

重量990gで超軽量&超薄型なノートPC「Acer Swift Air 16」外観フォトレビュー – GIGAZINE


まずは端末スペックの確認を行います。「CPU-Z」によると、CPUはIntel Core Ultra X7 358HAMD Ryzen AI 7 350で、8コア・16すレッド。


メモリはLRDDR5 32GB。


GPU-Z」によれば、GPUはAMD Radeon 860Mグラフィックス。VRAMは512MB相当。


CrystalDiskInfo」でチェックしたところ、ストレージはPCI Express 4.0 x4接続のNVMe SSDで、容量は1TB。TWSC (Shenzhen Techwinsemi Technology)製でした。


CrystalDiskMarkでストレージの読み書き速度を測定。シーケンシャルリードが3558.53MB/s、シーケンシャルライトが3482.00MB/s、ランダムリードは388.38MB/s、ランダムライトが378.38MB/sとなりました。


BatteryInfoView」で見たところ、バッテリーの容量は50364mWhでした。


CrystalMark Retro」を実行したところ、全体スコアは「18258」、CPUのシングルコアスコアは「11060」、マルチコアスコアは「82754」でした。


つづいて、「Geekbench 6」で測定してみました。CPUベンチマークのシングルコアスコアは1918、マルチコアスコアは8486でした。Geekbench公式のチャートによると、シングルコアはAMD Ryzen 7 5700X3D、マルチコアはAMD Ryzen 7 3800XTとほぼ同等のパフォーマンスといえます。


GPUベンチマークはOpenCLで18282。公式チャートを見ると、Radeon Pro 560XやGeForce GTX 960とほぼ同等のスコア。


Vulkanで22511でした。公式チャートを参照すると、GeForce GTX 960よりやや低いといったところ。


次は「Passmark PerformanceTest V11」を実施。XPS 14の総合スコアは「5262」で、世界中のユーザーが試行したベンチマークと比較すると50%で、ちょうど真ん中。


CPUスコアは「17802」で、パーセンタイルは52%でした。


2Dスコアは「667」で、パーセンタイルは50%。


3Dスコアは4592で33%と、中央値を下回る結果に。


メモリスコアは2409で、パーセンタイルは32%。


ディスクスコアは27484で、73%でした。


今度はFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークを、軽量品質・普通品質・高品質という3つの設定、1280×720・1980×1080・2560×1440・3840×2160という4種類の解像度で回してみました。


結果は以下の通り。1280×720解像度で高品質、または1920×1080解像度だと普通品質で「やや重い」の判定。さらに2560×1440解像度だと普通品質以上で「動作困難」となり、3840×2160解像度の高品質に至っては、ベンチマークを回している途中にフリーズしたりベンチマークソフトが落ちたりしたため、計測不能という結果に。GPU性能の低さから予想はしていましたが、Swift Air 16はゲーミング用途にはあまり向かない模様。

軽量品質普通品質高品質
1280×7205887(やや快適)4424(普通)2785(やや重い)
1920×10803804(普通)2854(やや重い)2050(重い)
2560×14402608(やや重い)1909(動作困難)1513(動作困難)
3840×21601424(動作困難)1003(動作困難)計測不能


動画編集ソフトのDavinci Resolveで、Blenderのデモムービー「Tears of Steel」(3840×1714・24fps・8Bit・H.264/AVC・Apple QuickTime・再生時間12分14秒)をH.265とAV1でエンコードしてみたところ、書き出しにかかった時間はH.265で4分25秒、AV1で4分21秒でした。


Davinci Resolveを使ったベンチマークツール「Puget Bench 2.0」でも測定してみました。スコアは29482。


参考として、AppleのM3 Max搭載MacBook Proが13万9583でした。


各計測の結果は以下の通り。


Geekbench AI Proで、AIパフォーマンスの計測を行ってみました。Microsoftが提供するWindows向け高性能GPU/NPUハードウェアアクセラレーションライブラリのDirectMLでONNXフレームワークの下による計測だと、Single Precision Score(単精度スコア)が「5647」、Half Precision Score(半精度スコア)で「8678」、Quantized Score(量子化スコア)が「4517」でした。


CPU&ONNXフレームワークでの計測だと、Single Precision Scoreが「3324」、Half Precision Scoregが「1725」、Quantized Scoreが「7096」でした。


FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークの1920×1080解像度・標準品質をループ設定で2時間再生し続けたあとの温度を、「HIKMICRO Mini2Plus V2」で測定してみました。本体を開いたキーボード部分は、ヒンジ部分で最高温度45.1℃を記録。


排気ファンは底面にあるためか、天面部にはあまり温度上昇は見られませんでした。


底面部はファンが広く大きいためかよく冷えている印象で、2時間が経過しても底面部は最高で33.2℃。膝の上に置いていても厚さをほとんど感じないレベルといえます。


FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークの1920×1080解像度・標準品質をループ設定で再生し、音量50%、画面の輝度50%、キーボードバックライトオフに設定した上で、バッテリー充電100%の状態からどれだけ持続するかを計測。その結果、約2時間15分ほどでバッテリーが尽きました。公称だと動画再生で約8時間と、もちろん実際の作業ではベンチマークのループ再生ほどバッテリーを消費するわけではなさげ。


底面の大きなファンの音が気になったので、デジタル騒音計のGainExpress SLM-441で測定してみました。計測したのはヒンジから約10cm離したところで、ファンが回っていない状態から回った状態でどれだけ音量が変化するのかをチェック。


回っていない時がだいたい33db前後だったのが、ファンが回り始めると41~42dbに。実際は「フーン」という風の音が加わるものの、静かな場所だと聞こえるかもといったところで、作業に集中できなくなるほどやかましいということはありませんでした。


Swift Air 16はとにかく軽くて持ち運びが楽なのが特徴。スペックとしては一般的な作業を行う分には十分で、動画編集もそつなくこなせる印象。ただし、GPU周りはかなり貧弱で、ゲームをプレイしたり3Dをレンダリングしたりなど、GPUを多用するようなクリエイティブな用途は得意ではなさげ。バッテリーの持ちは十分ですが、作業内容によっては消費が非常に早くなります。熱は冷却性能が高く、長時間使っていても熱くならず、熱もこもらない設計となっていました。

Acer Swift Air 16はAcerの公式ストアだと販売価格は25万9800円です。

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