調査会社のIDCが、2026年第1四半期(1~3月)のPC出荷台数に関するレポートを公開しました。これによると、2026年第1四半期の全世界PC出荷台数は前年同期比で2.5%増の6560万台です。
PC Market Enters Volatile Year with Confidence, Recording Another Quarter of Positive Growth, according to IDC – IDC
https://www.idc.com/resource-center/press-releases/1q26-pc-top5/
Apple Mac Shipments Grew 9% in Q1 2026, Outpacing Overall PC Market – MacRumors
https://www.macrumors.com/2026/04/09/apple-mac-shipments-q1-2026/
AI需要の増加に伴うメモリ不足や、不安定な世界情勢にもかかわらず、IDCの調査サービスであるWorldwide Quarterly Personal Computing Device Trackerの速報値によると、2026年第1四半期の全世界PC出荷台数は前年同期比で2.5%増の6560万台を記録しました。
四半期ごとの地域別PC出荷台数の成長率をまとめたグラフが以下。アメリカ(紺色)、アジア太平洋地域(オレンジ色)、EMEA(黄色)、全世界(水色)別の成長率は以下のように推移しています。
2026年第1四半期はPC出荷台数が前年同期比で成長したものの、メモリ不足や世界情勢の悪化がPC市場に影響を与え始めており、あらゆる地域で成長傾向が急激に低下していることがそれを物語っています。IDCは「システム価格の上昇が続くため、残りの期間もPC出荷台数はさらに減少する」と予測しました。
IDCのシニアリサーチアナリストであるアイザック・ンガティア氏は、「中東での紛争は、脆弱なコンピューティングデバイス市場に新たな変動要因をもたらし、エネルギーコストの上昇と貨物運賃の高騰という両刃の剣によって、世界の物流に大きな負担をかけています」「特にアジアとEMEAを結ぶ海上輸送ルートは依然として混乱に直面しており、他方では航空貨物への切り替えがより高額になっています。最終的に、これらの割増料金はバリューチェーン全体に波及し、エンドユーザーに対するPC価格の圧力を強めることとなるでしょう」と指摘。
2026年第1四半期のPC出荷台数および市場シェアをまとめた表が以下です。PC出荷台数トップ5にランクインしている企業のうち、前年同期比で成長率がマイナスだったのはHPのみ。2026年第1四半期に前年同期比で成長率が最も伸びたのはASUS(17.1%)です。
2026年第1四半期 出荷台数 | 2026年第1四半期 市場シェア | 2025年第1四半期 出荷台数 | 2025年第1四半期 市場シェア | 前年同期比 成長率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| Lenovo | 1650万台 | 25.2% | 1520万台 | 23.8% | 8.6% |
| HP | 1210万台 | 18.5% | 1280万台 | 20% | -4.9% |
| Dell | 1030万台 | 15.7% | 960万台 | 14.9% | 7.7% |
| Apple | 620万台 | 9.5% | 570万台 | 8.9% | 9.1% |
| ASUS | 480万台 | 7.2% | 410万台 | 6.3% | 17.1% |
| その他 | 1570万台 | 23.9% | 1670万台 | 26.1% | -6.2% |
| 合計 | 6560万台 | 100% | 6400万台 | 100% | 2.5% |
なお、Worldwide Quarterly Personal Computing Device TrackerではデスクトップPC、ノートPC、ワークステーションがPCに含まれますが、タブレットやx86サーバーはPCに含まれません。
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