生成AI「Claude」を展開するAnthropicが、2025年10月に初のアジア拠点として東京事務所を開設したのに続いて、アジア第2の拠点をインド・ベンガルールに開設しました。
Anthropic opens Bengaluru office and announces new partnerships across India \ Anthropic
https://www.anthropic.com/news/bengaluru-office-partnerships-across-india
ベンガルールは2005年までバンガロールと呼ばれていたインド・カルナータカ州の州都で、「インドのシリコンバレー」と表現されるように情報産業が集まっています。
Claudeの国別シェアは1位がアメリカ(22.0%)、2位がインド(5.8%)、3位が日本(3.1%)となっていて、インドが重要な国であることがわかります。
インド担当マネージメント担当ディレクターのイリーナ・ゴーシュ氏は、インドでの事務所開設について「責任あるAIの恩恵を数多くの人々や企業にもたらす上で、世界で最も期待できる機会の1つです」「インドには技術に詳しい卓越した人材や大規模なデジタルインフラが存在し、技術を活用して人々の生活を改善してきた実績があります。まさに、この技術が最も恩恵を受けるべき人々に届くための基盤となる要素です」と語りました。
インドの人口は10億人以上で、公用語はヒンディー語で日常的には英語も用いられますが、憲法でベンガル語やタミル語など22の言語も認められている多言語国家です。しかし、AIモデルは英語以外の言語の精度がまだそこまで高くないため、Anthropicは6カ月前から特にインドで広く用いられているヒンディー語、ベンガル語、マラーティー語、テルグ語、タミル語、パンジャーブ語、グジャラート語、カンナダ語、マラヤーラム語、ウルドゥー語のトレーニングデータを精選する取り組みを開始。モデルの改善は現在進行形で進められています。
また、インドのAIデータ企業・KaryaやThe Collective Intelligence Projectと連携して、農業や法律など幅広い分野で、地域固有のタスクでの性能を評価するためのテストを構築中です。これらは、インド諸語の話者向けAIモデルや、Claudeを利用する企業にとって有用なユースケースに向けたモデル改善に役立つ見込みで、評価ツールは誰でも使えるように公開する予定だとのこと。
Anthropicによると、2025年10月に事業拡大を発表して以降、インドで売上高が倍増しているそうです。
この記事のタイトルとURLをコピーする
・関連記事
インドが外国のAI企業を誘致するために2047年まで一部の税金をゼロにすることを提案 – GIGAZINE
「著作権保護コンテンツもAIの学習に利用できるものの使用料の支払いが義務化される制度」がインドで提案される – GIGAZINE
インド最大のAIスタートアップがインド言語向けモデル「Sarvam M」を公開するもダウンロード数がたった23回でインド国産AIに暗雲、しかし開発者はめげずにフィードバックに感謝 – GIGAZINE
iPhoneをインドで生産する3500億円規模の工場「プロジェクト・エレファント」が不動産ブームを巻き起こす – GIGAZINE
ソース元はコチラ
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。


