AI生成の提出書類をめぐり裁判所が弁護士に1万2000ドルの罰金を科す – GIGAZINE


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AIによって生成された実在しない判例を引用したとして、カンザス州連邦地方裁判所が複数の弁護士に合計1万2000ドル(約188万円)の罰金を科したことが分かりました。

Judge fines lawyers $12,000 over AI-generated submissions in patent case | Reuters
https://www.reuters.com/legal/litigation/judge-fines-lawyers-12000-over-ai-generated-submissions-patent-case-2026-02-03/

Judge Sanctions Lawyers 12,000 for AI Errors in Patent Case | JDJournal Blog
https://www.jdjournal.com/2026/02/04/judge-sanctions-lawyers-12000-for-ai-errors-in-patent-case/

今回の命令は、カンザス州連邦地方裁判所に係属中の特許紛争において発令されたものでした。特許侵害訴訟で原告を代理したサンディープ・セス弁護士は、提出した書類に存在しない判例や虚偽の情報が含まれていた件を問われ「プレッシャーからChatGPTを使い、内容を検証せずに使用した」と証言しました。

これにより、根拠のない申し立てを抑止する規則に違反したとして、ジュリー・ロビンソン連邦地方判事はセス弁護士に5000ドル(約78万円)の罰金を科し、州の懲戒当局に判決文の写しを提出すること、同様の事態を防ぐために事務所が講じる措置を証明することを指示しました。


ロビンソン判事は「書類に署名した他の弁護士も、内容を確認しなかった責任がある」と述べ、書類に名前が記載された2人の弁護士に対してそれぞれ3000ドル(約47万円)の罰金、現地代理人として関与した4人目の弁護士に対して1000ドル(約16万円)の罰金を科しました。これにより罰金は合計1万2000ドルとなり、ロビンソン判事はこれを「職務上の義務を集団的に果たせなかったことの表れだと表現しました。

ロビンソン判事は「法廷に書類を提出する弁護士は、検証されていない生成AIを法律調査に使用することのリスクと、正確性を確認せずに法廷提出書類に署名することの倫理的義務を認識すべきです。弁護士が未検証の生成AI調査に依存した結果、幻覚を含めた法的根拠を生成する事例が過去数年間で爆発的に増加しており、その量は異常です」と判決文で述べました。

セス弁護士は「恥ずべき教訓でした。企業は、厳格な方針を定めていない限り、AIをいかなる能力でもツールとして使用すべきではありません」と語りました。


近年は、弁護士が生成AIを使用して書類を提出し、裁判で発覚するというケースが増えています。

弁護士が「AIを使用した理由」を法廷で説明している最中にAIを使用していたことが発覚 – GIGAZINE

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