ChatGPTがイーロン・マスクの百科事典サイト「Grokipedia」の情報を引用しているとの報道 – GIGAZINE


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ChatGPTはユーザーの質問に対してインターネット上の情報を引用しながら回答することができます。The Guardianが行った調査ではChatGPTが百科事典サイト「Grokipedia」を引用していたことが明らかになりました。

Latest ChatGPT model uses Elon Musk’s Grokipedia as source, tests reveal | Grok AI | The Guardian
https://www.theguardian.com/technology/2026/jan/24/latest-chatgpt-model-uses-elon-musks-grokipedia-as-source-tests-reveal

Grokipediaは2025年10月28日に一般公開された、xAIの運営する百科事典サイトです。公開当時にxAIを率いるイーロン・マスク氏は「バージョン1.0では10倍良くなるが、バージョン0.1の時点でもWikipediaより優れている」とアピールしていました。しかし、当時はWikipediaの記事を丸ごとコピーしたものが多いのが特徴的で、Wikipediaのようにユーザーが記事内容を編集することもできませんでした。

イーロン・マスクがWikipediaより優秀と豪語する百科事典サイト「Grokipedia」が一般公開される、Wikipediaから丸ごとコピーした記事も多数 – GIGAZINE


記事作成時点ではGrokipediaはバージョン0.2にアップデートされており、公開当初に「Wikipediaからの丸ごとコピー」が確認されていたページも独自の文章に置き換わっています。しかし、依然として記事の編集体制は不透明なままであり、「Grokipediaはドナルド・トランプ大統領がHIVウイルスに関する偽情報を拡散するのに寄与している」とThe Guardianは指摘しています。


The GuardianがGPT-5.2に対して実施したテストでは、12件の質問のうち9件の回答に「Grokipediaから引用した情報」が含まれていたとのこと。具体的には「イランの民兵組織『バンジ』の給与」「モスタザファン財団の所有者」「ホロコースト否定論者として知られるデイヴィッド・アーヴィング裁判で証言したリチャード・エヴァンスの伝記」などに関する質問でGrokipediaからの引用が用いられたとされています。

ただし、記事作成時点でChatGPTにバンジの給与などに関する質問をしてもGrokipediaからの引用は使用されませんでした。ChatGPTに修正が施されたのか、プロンプトの違いによるものなのかは不明です。


The Guardianによると、ChatGPTはGrokipediaを引用しながら「イランの通信事業者であるMTN Irancellとイランの最高指導者の関係を強調する回答」を出力したとのこと。この回答はWikipediaなどで言及されているものよりも両者の関係を強く結び付けるものだったそうです。The Guardianは検証結果をもとに「ChatGPTがGrokipediaの情報を引用することよって、プラットフォーム上での誤情報拡散が懸念される」と主張しています。

なお、The Guardianからコメントを求められたxAIは「Legacy media lies(オールドメディアはウソつきだ)」とコメントしたそうです。

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