『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女』完成披露舞台挨拶レポート、怒濤の後半戦に向けた「折り返しのしっとり回」をキャストはどう受け止めたのか – GIGAZINE


取材


2025年10月10日(金)から劇場上映がスタートする『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女(サーシャ)』の完成披露舞台挨拶が、2025年9月19日(金)に新宿ピカデリーで開催されました。イベントは桐生美影役の中村繪里子さんが進行を担当し、サーシャ役・潘めぐみさん、森雪役・桑島法子さん、アルフォン役・古川慎さん、ヤマトナオミチ監督、福井晴敏総監督が登壇しました。

『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第四章 水色の乙女(サーシャ) 2025年10月10日(金)上映開始
https://starblazers-yamato.net/

本作は『宇宙戦艦ヤマト2199』から続くリメイクシリーズの最新作で、1980年に劇場公開された『ヤマトよ永遠に』、および1980年から1981年にかけてテレビ放送された『宇宙戦艦ヤマトIII』をベースとして作られているものです。

第四章では、サブタイトルに名前が入ったように、潘さん演じるサーシャ・イスカンダル・古代がキーキャラクターとして、17歳の姿で再登場して躍動しています。


このこともあり、舞台挨拶はまず潘さんが「おじさま、ないしお姉さま、サーシャは感無量です」と挨拶して拍手を浴びました。


ヤマト監督の「ようやく折り返しにたどり着きました」との言葉に会場からは拍手が寄せられましたが、直後に、福井総監督は「カロリー的にはまだ30%」と恐怖の発言。ここから先に怒濤の展開が続くため、第四章は人々の心の流れを描くようなエピソードとなて「しっとり分が凝縮」されていると表現しました。

『3199』のサーシャを作り上げるにあたり、ベースになった作品から取り入れたところとあえて取り入れなかったところについて質問された福井総監督は、「いきなりでかくなるところ」を外せない点として挙げた一方、取り入れないようにした部分についてはあまり意識しなかったと語りました。ただ、サーシャのオリジナルキャストである潘恵子さんに出てもらうことは初期構想から考えられていたものだったとのこと。

なお、桑島さんと古川さんは、雪とアルフォンとして初めて一緒に舞台挨拶に登壇することになりました。古川さんによると、桑島さんと一緒に舞台挨拶に立つという話をしたところ、古代進役の小野大輔さんは「なんだってぇ!?」と反応したのだとか。


作中では雪とアルフォンの関係もじっくりと描かれていますが、桑島さんはダンスパーティーのシーンで「雪が自ら選んで着用した」という設定の赤いドレスについて、雪はあんなドレスは選ばないのではないかと思いつつも、「あなたの色には染まらない」という決意の表れなのかもしれないと、雪役を長く演じてきたキャストらしい考察を語ってくれました。

また、収録をし始めたころ、アルフォンは説明の長台詞が多く、雪は短く返事するだけというやりとりが多かったという桑島さんは、完成した映像を見たときに、アルフォンの声に「古代進」っぽさを感じたと語りました。これがあえてのキャスティングだったのかという質問に、福井総監督は、自らも映像を見てみて初めて気がついたと回答。ヤマト監督からツッコまれる一幕もありました。


雪がアルフォンのことを憎みきれないのはどこかに古代を感じている可能性が……というのは、興味深いところです。


なお、第四章は特報映像、本予告映像のいずれでもラジェンドラのラム艦長が目立ちますが、福井総監督の談によればわりと人気があるそうで、潘さんも気になるキャラクターにラムの名を挙げていました。


話がどっしりと壮大に動きはじめた『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女』は、2025年10月10日(金)から上映開始です。ぜひ、ラムの活躍(?)や、サーシャの成長、そして雪とアルフォンはお互いどのように立ち回っていくかなど、スクリーンで確かめてみてください。


『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女』本予告 | 2025年10月10日(金) 上映開始 – YouTube


ちなみに、新宿ピカデリーではエントランスにて特別展示が行われています。

©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会

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