xAIが、「日常業務に最適化された、より機敏で応答性の高いソリューション」として、コーディング性能の高い「grok-code-fast-1」を構築したことを明らかにしました。
Introducing Grok Code Fast 1, a speedy and economical reasoning model that excels at agentic coding.
Now available for free on GitHub Copilot, Cursor, Cline, Kilo Code, Roo Code, opencode, and Windsurf.https://t.co/3tMbmLbxOP
— xAI (@xai) August 28, 2025
Grok Code Fast 1 | xAI
https://x.ai/news/grok-code-fast-1
grok-code-fast-1はソフトウェア開発スタックにおける汎用(はんよう)性が高く、特にTypeScript、Python、Java、Rust、C++、Goに精通しています。ゼロからプロジェクトを構築する、コードベースの質問に対して洞察に富んだ回答を提供するなど、一般的なプログラミングタスクを最小限の監督で完了できると説明されています。
grok-code-fast-1の開発では、人間の評価に基づいた使いやすさとユーザー満足度に重点が置かれました。その結果、開発者が日々直面するタスクで真価を発揮する、パフォーマンスとコストの点で優れたモデルが完成しています。
xAIはgrok-code-fast-1をゼロから構築し、全く新しいモデルアーキテクチャを採用。プログラミング関連コンテンツを豊富に含む事前学習用コーパスを慎重に構築し、事後学習では実際のプルリクエストやコーディングタスクを反映した高品質なデータセットを厳選して使用したとのこと。
入力トークン100万件あたりの価格はxAI API経由で0.2ドル(約30円)、出力トークン100万件あたり1.50ドル(約221円)、キャッシュ済み入力トークン100万件あたり0.02ドル(約2円)で、1秒当たりのトークン数と出力価格で他の主要なモデルを上回るコストパフォーマンスを発揮します。以下の表は、縦軸が1秒当たりのトークン数、横軸が100万トークン当たりの出力価格を示しています。
また、grok-code-fast-1は期間限定でGitHub Copilot、Cursor、Cline、Roo Code、Kilo Code、opencode、Windsurfから無料で利用できます。無料で利用できる期限については、記事作成時点では発表されていません。
xAIは「今日のモデルは確かに強力ですが、推論やツール呼び出しのループがもどかしいほど遅く感じられ、主体的なコーディングワークフローに特化して設計されているとは言い難い状況です。主体的なコーディングツールのヘビーユーザーである当社のエンジニアは、日常業務に最適化された、より機敏で応答性の高いソリューションの必要性を感じていました。この新モデルファミリーの開発を進めるにあたり、皆様からのご意見をもとに迅速に改良を重ねていくことを楽しみにしています」と述べました。
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