「Flipper Zeroで簡単に車を盗めるという報道は間違い」と開発チームが説明ブログを公開 – GIGAZINE


Flipper Zero」はWi-FiやBluetooth、NFC、赤外線など多様な無線通信規格に対応した遠隔操作デバイスですが、あまりにも高機能であることから悪用されるケースも多くあります。そんなFlipper Zeroについて「非常に多くの自動車の鍵を開けられる特殊なファームウェアがダークウェブで売られている」という報道が広がっていたのですが、Flipper Zeroが報道に対する反論ブログを2025年8月22日に公開しました。

Can Flipper Zero really steal your car? (Spoiler: NO)
https://blog.flipper.net/can-flipper-zero-steal-your-car/


Flipper Zeroはユーザーが自分で機能を追加することが可能で、中には「自動車のスマートキーを複製する」という機能を開発しているユーザーもいます。また、2025年8月には「スマートキーから発せられた信号を一度取得するだけで、すべてのローリングコードをエミュレートし、車のロック解除を可能とする」という機能を持ったカスタムファームウェアの存在が報じられました。

三菱・スバルなど多くの自動車メーカーが採用しているローリングコードセキュリティはFlipper Zeroで一発解錠可能、大規模な車両リコール以外に簡単な対応策はなしか – GIGAZINE


さらに、2025年8月21日には404 Mediaが「スマートキーを複製するためのカスタムファームウェアが有料販売されている」とする記事を掲載しました。404 Mediaはダニエルと名乗るカスタムファームウェア販売者への接触に成功しており、ダニエルが対応済みリストとしてスバルやホンダ、スズキ、三菱の車両を含む200車種以上のリストを共有したと伝えています。


そんな中、Flipper Zeroの開発チームが「Flipper Zeroは本当に自動車を盗めるのか?(答えはNOです)」と題したブログ記事を2025年8月22日に公開しました。開発チームによると、出回っているカスタムファームウェアは2006年に文書化された既知の手法を利用しているだけで、Flipper Zeroでなくとも無線信号を受信できるデバイスなら再現可能とのこと。さらに、カスタムファームウェアを適用したFlipper Zeroに可能なのは「スマートキーの信号を傍受する」という部分までで、実際にエンジンを始動して自動車を盗むには窃盗犯が使っている「自動車にスマートキーが近くにあると誤認させるリレーツール」が必要になるとも指摘しています。


窃盗犯がリレーツールを用いて自動車を盗む出す様子は、以下の動画で確認できます。

Newest car theft threat: carhackers – YouTube


開発チームは「もしあなたの自動車がFlipper Zeroで盗まれるなら、1本のワイヤーでも簡単に盗まれるでしょう」と述べ、Flipper Zeroにそこまでの危険性はないと結論付けています。

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