Googleの3D地図サービス「Google Earth」が登場から20周年を迎えました。Googleは20周年を記念して過去のマップをタイムラプスで鑑賞できる特設サイトを公開しているほか、「過去のストリートビューを簡単に確認できる機能」の追加も告知しています。
Google Earth
https://earth.google.com/web/
Google Earth turns 20: A look back on major moments
https://blog.google/products/earth/google-earth-20-years-timeline/
Googleは2004年にデジタルマッピング技術を開発していたKeyholeを買収し、2005年6月に3D地図アプリとしてGoogle Earthをリリースしました。Google Earthはリリースから1週間で1億回ダウンロードされるのほどの注目を浴び、現在に至るまでアップデートが続いています。
GoogleはGoogle Earthの20周年を記念して「過去のストリートビューを簡単に確認できる機能」を追加することを発表しました。Googleが公開した使用例が以下。ストリートビューの画面上部に過去の様子を示す画像がズラリと並んでおり、各画像をクリックすると過去のストリートビューを確認できるようです。
記事作成時点では過去のストリートビューを確認する機能は未実装ですが、2024年に告知されていた「過去の衛星画像を確認する機能」はすでに使用可能になっていたので、使ってみました。
まず、ブラウザでGoogle Earthにアクセスして過去の衛星画像を見たいエリアを表示します。今回は大阪・関西万博の会場である夢洲を表示してみました。
次に、画面左上の赤枠で囲ったボタンをクリック。
すると、画面上部にスライダーが表示されます。このスライダーを左右に動かせば、過去の衛星画像を確認できます。
2003年1月6日の夢洲はこんな感じ。まだ埋め立て途中で、水没しているエリアが広めです。
2020年5月28日の夢洲。水没エリアがかなり狭まりました。
2023年11月14日の衛星画像では大屋根リングの形が見え始めています。
開幕寸前の2025年3月9日には大屋根リングだけでなく各種施設も形がハッキリ分かるようになりました。
続いて、東海環状自動車道の大野神戸インターチェンジを表示。このインターチェンジは2019年12月に供用開始されたもので、東海環状自動車道の全線開通に向けて周辺地域での工事が現在進行形で進んでいます。
標準状態だと高速道路であることを示す黄色い線が邪魔なので、画面左下の「レイヤ」をクリックしてから「情報表示なし」をクリックして黄色い線を非表示にします。
大野神戸インターチェンジ付近は、2010年6月4日時点では、まだ農地でした。
2014年9月14日の画像はこんな感じ。工事が進み始めています。
2019年3月7日には大野神戸インターチェンジまでの道が大体完成。
供用開始後の2020年3月23日の画像。大野神戸インターチェンジの東側はまだ道ができていません。
2023年7月20日の画像では東側の道路やインターチェンジ周辺の施設の建設がかなり進んでいることが分かります。
Google Earthでは、上記のように過去の衛星画像を表示して土地の変化を確認することができます。今後は過去のストリートビューも表示できるようになるほか、樹冠被覆率や地表温度も確認可能になる予定です。
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