Metaのマーク・ザッカーバーグCEOが、OpenAIの元CTOであるミラ・ムラティ氏が率いる「Thinking Machines Lab」など複数のAIスタートアップを買収する交渉を行ったと報じられました。
Meta held talks to buy Thinking Machines, Perplexity, and Safe Superintelligence | The Verge
https://www.theverge.com/command-line-newsletter/690720/meta-buy-thinking-machines-perplexity-safe-superintelligence
複数の報道によると、ザッカーバーグ氏はムラティ氏のThinking Machines Labに加え、AI検索エンジンを提供する「Perplexity AI」や、OpenAI元主任サイエンティストのイルヤ・サツキヴァー氏が立ち上げたAI企業「Safe Superintelligence」など、いくつかのAIスタートアップに買収を持ちかけたとのこと。
OpenAIの元主任サイエンティストであるイルヤ・サツキヴァーがAI企業「Safe Superintelligence(SSI)」を設立 – GIGAZINE
関係筋によると、これらの交渉は取引価格や戦略に関する意見の相違などさまざまな理由から正式なオファー段階に進展しなかったそうです。積極的な買収交渉についてテクノロジー系メディアのThe Vergeは「いずれもザッカーバーグ氏がAI事業の再構築のため業界を調査していることを示している」と伝えています。
Metaは自社のオープンソースAI「Llama」の開発に注力しており、SSIの共同創設者兼CEOであるダニエル・グロス氏と、GitHubの元CEOであるナット・フリードマン氏と共同で、新しいAIアシスタントを開発しているとも報じられています。
Metaが大規模言語モデル「LLaMA」を発表、GPT-3に匹敵する性能ながら単体のGPUでも動作可能 – GIGAZINE
両氏はMeta AIアシスタントチームの共同リーダーに就任する見込みで、その直属の上司として、Metaが140億ドル(約2兆円)以上を投じて採用した元Scale AIのアレクサンドル・ワン氏が着任する予定。ワン氏Scale AIチームに別れを告げてMetaのオフィスに着いたばかりで、Metaのトップリーダーたちと会合を重ね、新AIチームを率いていく予定であるとThe Vergeは伝えています。
この記事のタイトルとURLをコピーする
ソース元はコチラ
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。