Mozillaが後で読むサービスの「Pocket」とAIでサクラレビューを検出する「Fakespot」の終了を発表、データが消えるのでエクスポートの必要あり – GIGAZINE


Mozillaが「Pocket」と「Fakespot」の段階的な廃止を発表しました。Pocketのデータは2025年10月8日に削除されるため、エクスポートが必要です。

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https://blog.mozilla.org/en/mozilla/building-whats-next/

◆Pocket
Pocketはウェブページを保存して後で読めるようにするサービスです。Pocketの初期バージョンは2007年に公開され、2014年には日本語版が登場しました。その後、2015年にはFirefoxの公式機能としてPocketボタンが追加され、2017年にはMozillaがPocketの開発企業を買収しました。

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しかし、Mozillaは2025年5月22日に「Pocketのサービスを2025年7月8日に終了する」と発表しました。2025年5月22日以降はPocketアプリの新規ダウンロードが不可能となり、有料プランの「Pocket Premium」への加入もできなくなります。そして、2025年7月8日になるとPocket Premiumの課金契約が自動的に解約され、年間プランの加入者には払い戻しが実施されます。

2025年7月8日を過ぎた後も、2025年10月8日まではデータのエクスポートが可能です。その後、すべてのアカウントとデータが削除されます。

Pocketのユーザーに届いたサービス終了通知が以下。


Pocketのサービス終了に関する詳細は以下のリンク先で確認できます。

Pocket is Saying Goodbye: What You Need to Know | Pocket ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/future-of-pocket


◆Fakespot
FakespotはAmazonなどのオンラインストアに掲載されているレビューの中から「金銭を受け取って書かれたサクラレビュー」を検出できるAIサービスです。Fakespotの開発企業は2016年に設立され、2023年にMozillaに買収されました。

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Fakespotはブラウザ向け拡張機能やスマートフォン向けアプリとして提供されていますが、いずれも2025年7月1日でサービスを終了します。また、Firefoxに内蔵されているFakespotの技術を用いたレビューチェッカーも2025年6月10日を最後に使えなくなります。


MozillaはPocketとFakespotのサービス終了について「時間とリソースを費やす優先分野の選択」が理由であると説明しています。PocketとFakespotを終了することにより、縦型タブやAIを活用する機能などの「インターネットの次世代を形作る機能」に注力できるそうです。

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