
「ロシアのGoogle」とも表現されるIT大手・Yandexの3カ所のデータセンターが、ウクライナによるドローン攻撃によって大きな被害を受けている一件で、フェイルオーバー(予備システムへの切り替え)がうまくいっていないのか、傘下の多数のサービスに影響が出ています。
Russia’s Yandex bot traffic nearly eliminated overnight after Ukraine drone strikes cripple multiple of ‘Russia’s Google’ data centers — Ukraine intensifies bombing of Yandex data centers in response to Moscow’s strikes on Kyiv data centers | Tom’s Hardware
https://www.tomshardware.com/tech-industry/data-centers/russian-disinformation-bot-traffic-nearly-eliminated-overnight-after-ukraine-drone-strikes-cripple-multiple-of-russias-google-data-centers-ukraine-intensifies-bombing-of-yandex-data-centers-in-response-to-moscows-strikes-on-kyiv-data-centers
Did Ukraine’s Yandex data centers strikes disrupt Russia’s bot army? | DW News – YouTube

モスクワ南西・サソヴォにあるYandexのデータセンターは、2026年10月8日未明に受けた攻撃によって火災が発生し、全面的に停止状態となりました。
ロシアのIT大手・Yandexのデータセンターがウクライナのドローン攻撃で大規模炎上、AI開発用スパコン2基も被災の可能性 – GIGAZINE
By WikiFido
このほか、9日にはカルーガ州、10日にはウラジーミル州のデータセンターが攻撃を受けました。
Yandex Cloudのステータスタイムラインでは、10月11日10時の時点で「Compute Cloud」「Virtual Private Cloud」をはじめとした84のサービスが使用不可能になっていることが示されています。
Yandex Cloud
https://status.yandex.cloud/en/incidents/2136
ダッシュボードで確認すると、10月8日に「使用不可能(Unavailable)」となって以降、上から下までぎっしりと使用不可能な状態が続いているのがわかります。
Статус компонентов платформы Yandex Cloud – Сервисы
https://status.yandex.cloud/ru/dashboard
Yandexによるとデータセンターの修復作業は専門家によって24時間体制で行われていて、部分的に復旧は進んでいるものの、13日時点でなお限定モードで動作する状況だとのこと。
Cloudflareは、10月7日深夜~10月8日未明以降、YandexのCDNの1つ・AS13238からのボットのトラフィックが大幅に減少したと報告しています。具体的には、前週(2026年9月末)はHTTPリクエストの80%以上はボットによるものでしたが、10月8日8時(日本時間7日23時)に50%台に減少。10日23時(日本時間14時)までその状況が続いた後、11日1時(日本時間10日16時)までの2時間で一気に0%台にまで落ち込んでいます。その後、一時的に20%台まで回復した時間帯もありますが、再び一桁台に戻っています。
なお、ロシア全体に範囲を広げると、トラフィック自体には大きな変化は確認されていません。
近年はデータセンターが攻撃の対象となるリスクが発生していて、イランがAWSの中東データセンターに対して行った攻撃では、UAEとバーレーンにある3カ所のデータセンターが被害を受け、一部のデータが恒久的に失われています。
イランによるAmazonのデータセンターへの攻撃により顧客データが永久に失われる – GIGAZINE
ウクライナもロシアによるミサイル攻撃を受けています。
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