画面が回転するノートPC「VAIO T」のベンチマークテストを実行してみた&バッテリー持続時間も検証してみたよレビュー – GIGAZINE


マルチフリップ機構を搭載したノートPC「VAIO T」が2026年9月11日に登場します。画面を回転させて「ノートPCモード」「ビューモード」「タブレットモード」を切り替えられる個性的なPCで、他者に画面を見せる用途などで活躍するとのこと。そんなVAIO Tに一足先に触れることができたので、ベンチマークテストとバッテリー性能検証テストを実施してみました。

VAIO | 個人向けノートパソコン – VAIO公式サイト
https://vaio.com/

VAIO Tは「通常のノートPCモード」「画面を回転させて対面の人に見せるビューモード」「画面を反転させた状態でたたんでタッチ操作するタブレットモード」の3つのモードで使えるノートPCです。モードチェンジの様子や搭載ポート類の詳細は以下の記事にまとめています。

画面が反対側に回転するマルチフリップ機構搭載ノートPC「VAIO T」外観レビュー、タッチ式タブレットとして縦向きにも使える – GIGAZINE


今回はVAIO Tの処理性能やバッテリー性能を検証します。なお、VAIO TのCPUやRAM容量は複数のバリエーションが存在し、今回使うモデルのCPUは「Intel Core Ultra 7 356H」で、RAM容量は32GBです。

ベンチマークテストを実行する前にWindowsの電源モードを「最適なパフォーマンス」に変更。


PC管理アプリ「VAIOの設定」の「CPUとファン」の設定も「パフォーマンス優先」に変更しました。


まずは「CrystalDiskMark」でストレージ速度を測定。シーケンシャル読込速度は6349.84MB/s、シーケンシャル書込速度は3439.14MB/s、ランダム読込速度は731.67MB/s、ランダム書込速度は554.42MB/sでした。


「Geekbench 7」でCPUテストを実行。シングルコアスコアは2293でマルチコアスコアは1万5319でした。


OpenCLでのGPU計算テストのスコアは2万2919。


VulkanでのGPU計算テストのスコアは2万3475でした。


「PassMark PerformanceTest」を使って過去にレビューした「VAIO SX14(2025年モデル)」「VAIO SX14-R │ ALL BLACK EDITION(2026年モデル)」と性能を比較してみました。VAIO Tの総合スコアは6783で、VAIO SX 14より高くVAIO SX14-R │ ALL BLACK EDITIONより低いスコアです。


CPUテストのスコアは3万4287。


2Dグラフィックテストのスコアは739。


3Dグラフィックテストのスコアは5206。


メモリテストのスコアは3582。


ストレージテストのスコアは3万4504。全体的にミドルスペックPCとハイスペックPCの中間の性能といった感じです。


「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」も実行。フルHD・高品質(ノートPC)という設定だと、スコアは8621で評価は「快適」でした。


フルHD・最高品質だとスコアが4249で評価は「普通」。3DグラフィックのPCゲームもある程度設定を落とせばプレイ可能です。


実作業での性能を検証するべく、4K動画のエンコード速度を測定してみました。エンコード用の動画ファイルはBlender開発チームが無料公開しているショートムービー「Tears of Steel」の4K動画ファイルを使用。ファイルサイズは6.27GB、動画の長さは12分14秒、フレームレートは24fpsです。エンコードには動画編集アプリの「DaVinci Resolve 21」を使います。DaVinci Resolve 21に動画を読み込んだところ、再生・停止やシーク操作などをスムーズに実行できました。


ハードウェアエンコードを有効にしてH.265で3840×2160ピクセルにエンコードした結果、3分21秒で処理が完了しました。4K動画を再生時間の4分の1程度の時間でエンコードできたので、クリエイティブタスクにも有用なPCであることが分かります。


続いてバッテリー持続時間を検証します。満充電の状態からYouTubeの動画を全画面再生してバッテリー切れで画面が消灯するまでの時間を測定。インターネットにはWi-Fiで接続し、画面の明るさは最大、室温はエアコンで25度に調整しています。


動画の再生開始から15時間23分でバッテリーが切れました。


次に、付属の電源アダプターを接続して充電速度を検証します。


バッテリー残量を2%の状態から1分ごとに記録してグラフ化した結果が以下。充電開始から30分で34%になり、146分で100%まで充電できました。


VAIO Tの性能をいろいろ検証した結果、処理性能はミドルスペックPCとハイスペックPCの中間で、ある程度のPCゲームにも対応可能。バッテリー持続時間も長めで、マルチフリップ機構という面白い特徴だけでなくPCとしての基本的な性能も高めにまとまった、意外と質実剛健なPCであることが分かりました。

VAIO Tは2026年9月11日に登場予定です。


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