Spotifyが予測市場Kalshiの賭博に関連した不正疑惑でヒット曲の再生回数を下方修正 – GIGAZINE


音楽配信サービスのSpotifyが、人気曲にボットを使った再生回数の水増し疑惑があることを認めました。この曲は現実の出来事を賭けの題材にする「予測市場」でターゲットになっていました。

Spotify Pulls Streams From Song After Alleged Kalshi Betting Fraud
https://www.hollywoodreporter.com/music/music-industry-news/spotify-pulls-streams-over-kalshi-betting-fraud-1236636212/

Kalshi Trader Accuses Others of Rigging Spotify Charts With Fake Streams
https://consequence.net/2026/07/kalshi-trader-on-spotify-fake-streams/

問題の曲はシンガーソングライターであるマルコム・トッドの「Earrings」です。2024年に発表された曲で、YouTube上では1600万回以上再生されている人気曲。2026年6月初旬には、SpotifyのWeekly US SongsチャートでTOP10入りを果たすなど再びヒットしていることが伝えられていました。

Malcolm Todd – Earrings (Official Visualizer) – YouTube


ところが、Spotify上では再生回数の水増しがあったようで、Spotifyは約50万回分の再生回数を削除して下方修正しました。

この曲は予測市場であるKalshiで賭けの題材になっていました。一時期はSpotify上のデイリーチャートで1位となったため、多くの賭け金が動いたとされています。

予測市場の達人であるケイレブ・デイヴィス氏が語ったところによると、「Earrings」が偶然に最高位にランクインする確率は7.7穣(77×10^27)分の1であり、人為的に水増しされた可能性が高いとのことです。もともと再生回数が多い曲ではありましたが、デイリーチャートで1位となった日は前日比で70%の上昇率を示していました。後にSpotifyはボットによる水増しがあったことを認めました。

また、SpotifyはKalshiともう一つの予測市場「Polymarket」に対し、自社のロゴをウェブサイトから削除するよう求めました。


Spotifyは声明で、「すべてのストリーミングサービスは、絶えず変化する再生数の不正操作に直面しています。Spotifyは業界最高水準の不正再生検出および対策を実施しており、不正に操作された再生に関連するロイヤルティは支払っていません」と述べました。Spotifyの関係者は一連の動きを受け、「チャートを公開する前に追加のチェックを実施する予定です」とも付け加えました。

Kalshiの広報担当者は、「Spotifyと連絡を取り合っており、この件について積極的に調査を進めています」とコメントしました。

予測市場ではしばしば不正取引が行われており、関係者が逮捕される事例が後を絶ちません。Kalshiは2026年6月に不正対策を強化する方針を示しています。

予測市場のKalshiがMrBeastの編集者とカリフォルニア州知事候補者をインサイダー取引の疑いでアカウント凍結したと発表 – GIGAZINE


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