中国のAI企業であるOpenBMBがパラメーター数10億の小規模言語モデル「MiniCPM5-1B」を公開しました。MiniCPM5-1Bは同等規模のAIモデルと比べて高い性能を備えていることがアピールされています。
MiniCPM5-1B is now live — the strongest open‑source base model under 2B.🚀🚀
🔥 Ranks #1 on the Artificial Analysis (AA) index for small models, scoring 17.9 to beat the 2B-scale Qwen3.5-2B (16.3).
⚡ Comprehensively surpasses Qwen3.5-0.8B and LFM2.5-1.2B-Thinking in knowledge,… pic.twitter.com/cG18KD0x27— OpenBMB (@OpenBMB) May 25, 2026
MiniCPM5-1BはCPUでも動作する軽量なAIモデルです。OpenBMBが公開したアピール画像には「世界最高の10億パラメーターオンデバイス大規模言語モデル」「小型で大きな潜在能力」と記されているほか、ミサイルを模したイメージも含まれています。
「MiniCPM5-1B」「Qwen3-0.6B」「Qwen3.5-0.8B」「LFM2.5-1.2B」の性能を比べた図が以下。MiniCPM5-1Bは全体的に高い性能を備えており、特にエージェント性能、コーディング性能、ロジカル思考性能の高さが特徴的です。
MiniCPM5-1Bは第三者機関のArtificial Analysisによる45億パラメーター未満のモデルの性能ランキングでもトップの座を獲得しています。
MiniCPM5-1Bとの会話を試せるデモアプリが公開されていたので、実際に会話してみました。「スマートフォンの画面には保護フィルムを貼るべき?貼らない方がいい?」と入力した結果、中国語で思考した後に中国語の回答が表示されました。簡単に訳すと「保護フィルムはスマートフォンのバッテリーを長持ちさせることができる」といった感じの見当違いの回答が記されています。
「日本語で教えて」と入力すると中国語で思考した後に日本語の回答を表示してくれました。しかし、「日本製のスマートフォンには、独自の強力なバッテリー保護システムが存在し、加熱な過剰充電による電池の早期劣化を防ぎます」といったように質問とは関係ない回答が出力されてしまいました。日本語での会話能力は実用とはほど遠いことが分かります。
MiniCPM5-1Bはベースモデルの「MiniCPM5-1B」、教師ありファインチューニングを施した「MiniCPM5-1B-SFT」、GGUF版の「MiniCPM5-1B-GGUF」、Appleシリコンに最適化した「MiniCPM5-1B-MLX」の4種類がHugging FaceとModelScopeで公開されています。また、ModelScopeではベースモデルの「MiniCPM5-1B-Base」も配布されています。ライセンスはApache License 2.0です。
MiniCPM5-1B-Base · 模型库
https://www.modelscope.cn/models/OpenBMB/MiniCPM5-1B-Base
openbmb/MiniCPM5-1B · Hugging Face
https://huggingface.co/openbmb/MiniCPM5-1B
openbmb/MiniCPM5-1B-SFT · Hugging Face
https://huggingface.co/openbmb/MiniCPM5-1B-SFT
openbmb/MiniCPM5-1B-GGUF · Hugging Face
https://huggingface.co/openbmb/MiniCPM5-1B-GGUF
openbmb/MiniCPM5-1B-MLX · Hugging Face
https://huggingface.co/openbmb/MiniCPM5-1B-MLX
さらに、MiniCPM5-1Bの「CPUでも動作するほどの小型モデル」という特徴をいかしたペットAI「MiniCPM-Desk-Pet」も公開されています。MiniCPM-Desk-Petを実行すると会話可能なキャラクターがデスクトップ上に表示されます。
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