Appleが2026年前半にChromebookに対抗するiPhone用チップ搭載の低価格ノートPCを発売予定か、対象はカジュアルユーザーでコードネームは「J700」 – GIGAZINE


Apple関連の情報に異常に詳しいBloombergのマーク・ガーマン記者が、Appleが低コストのノートPC市場に参入する準備を進めていると報じています。この動きは、GoogleのChromebookやエントリーレベルのWindows PCと競合することを意味します。

Apple (AAPL) Preps Low-Cost Laptop to Rival Chromebooks and Windows PCs – Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2025-11-04/apple-readies-a-low-cost-laptop-to-rival-chromebooks-and-windows-pcs


これまでAppleは高利益率のプレミアムデバイスに注力してきたため、この動きは大きな戦略的転換となります。AppleのMac部門は、直近の2025年第4四半期決算で売上が前年同期比で13%増加し、87億3000万ドル(約1兆3400億円)に達するなど好調でした。

Appleが2025年度第4四半期の業績を発表、売上高は前年同期比で8%増の15.7兆円超で第4四半期としては過去最高の結果に – GIGAZINE


ガーマン記者によれば、この廉価版MacBookは「J700」というコードネームで開発されており、2026年前半に発売される計画になっているとのこと。価格は1000ドル(約15万円)を大幅に下回るとされており、ターゲット層はウェブブラウジングや文書作成作業を行う学生やビジネスマンなどのカジュアルユーザーです。また、従来のラップトップ体験を好む可能性のあるiPadの購入希望者も対象としているとのこと。


低価格を実現するため、コンポーネントは現行ラインナップより「先進的ではない(less-advanced)」ものが使われます。具体的には、Mac用に設計されたMシリーズではなく、iPhone用に開発されたAシリーズが搭載されるとガーマン記者は伝えています。もしこれが本当であれば、開発者向けキットを除けば初めてAシリーズのチップがMacに搭載されることになります。

どのAシリーズのチップが使用されるかはわかっていませんが、当初の噂ではiPhone 16 Proに使われたA18 Proが挙げられていたとのこと。Appleの内部テストによれば、このA18 Proは2020年に登場したMac向けM1チップよりも高性能である可能性があるそうです。


また、ディスプレイにはより安価なLCD(液晶ディスプレイ)が採用されます。画面サイズはMacBook Airで採用されている13.6インチよりわずかに小さく、MacBookシリーズでは最小のモデルとなるとのこと。デザインについては「まったく新しいデザイン」になるとも報じられていますが、詳細はわかっていません。この新製品は、Appleで活発にテストされており、海外サプライヤーで初期生産段階にあるとされているとガーマン記者は伝えました。

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