Googleで「ドナルド・トランプ大統領」と「認知症」というワードを関連付けて検索するとAIの要約が表示されないことが分かりました。ジョー・バイデン前大統領など他の人物で検索したときと動作が違うため、この動作は一貫性がないものであると、テクノロジー系メディアのThe Vergeは指摘しています。
Google is blocking AI searches for Trump and dementia | The Verge
https://www.theverge.com/news/789152/google-ai-searches-blocking-trump-dementia-biden
Googleは、検索結果の一番上にAIの要約を表示する「AIによる概要」と、チャット形式で検索ができる「AIモード」という2つのAI機能をGoogle検索に実装しています。
「ドナルド・トランプは認知症の兆候を示しているか」というワードでGoogle検索を行うと、AIの要約が表示されないことが分かりました。
まず、「AIによる概要」は一切表示されません。
「AIモード」では、要約が表示されず、関連するウェブサイトのみが表示されます。
検索ワードを「ジョー・バイデン」に変えてみると、同じくAIによる概要は表示されません。
一方でAIモードでは要約が表示されます。これは一貫性に欠ける動作です。
バラク・オバマだと、AIによる概要が表示されます。
AIモードでも同様です。
The Vergeは、「認知症、アルツハイマー病、老衰に関するワードでもAIによる概要は表示されず、AIモードでもリンクが生成されるのみです。史上最年長の大統領であるトランプ氏とバイデン氏両名の認知能力については多くの報道がなされているため、人々がGoogleで検索する可能性は十分考えられます。AI概要は誤った情報を提供する可能性が高いため、同社はデリケートなテーマに関する情報を提示することについて懸念しているのかもしれません。しかし、今回のケースでは、そのような情報に対するトランプ大統領本人の反応も懸念しているのかもしれません」と述べました。
一般的に大規模言語モデルは「人間が不自然だと感じない文章」を生成する機械であり、真実を提示する機械ではありません。The Vergeが指摘するとおり、その生成内容には誤りが生じる場合があります。ただ、AIの回答は常に必ず人間自身が正しいか正しくないかを判断しなければならないのですが、それをせず無批判に受け入れてしまっている人が多いのが現状です。
The Vergeが指摘する「トランプ大統領の反応」とは、直近に起きたトランプ大統領とGoogleの和解の件を指しています。2021年、トランプ大統領は「暴力を誘発するような攻撃的な内容の投稿を行う」としてYouTubeアカウントを凍結された件を不服として、Googleを訴えていました。2025年9月、和解が成立し、YouTubeがトランプ大統領に2450万ドル(約36億円)の和解金を支払うことに同意しています。
YouTubeがトランプ大統領のアカウント凍結をめぐる訴訟で和解金36億円支払いへ – GIGAZINE
Googleの広報担当であるデイヴィス・トンプソン氏は、The Vergeの「どうしてAIによる概要が表示されなかったのか」という質問に直接言及するのは避け、「AIによる概要およびAIモードは、すべてのクエリに対して応答を表示するわけではありません」と述べました。
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