NVIDIAとFoxconnがヒト型ロボット(ヒューマノイド)の導入に向けて協議を進めていることが、ロイターによって報じられました。ヒト型ロボットはNVIDIA製高性能GPU「GB300」の製造に使われると目されています。
Exclusive: Nvidia, Foxconn in talks to deploy humanoid robots at Houston AI server making plant | Reuters
https://www.reuters.com/world/china/nvidia-foxconn-talks-deploy-humanoid-robots-houston-ai-server-making-plant-2025-06-20/
ロイターが関係者から得た情報によると、NVIDIAとFoxconnは「ヒューストンに建設されたFoxconnの新工場にヒト型ロボットを導入する」という計画について協議しているとのこと。Foxconnの新工場では2026年第1四半期にGB300の組み立て作業が始まる予定で、GB300の組み立てレーン稼働開始までにヒト型ロボットを導入することが目標として定められているそうです。
Foxconnの工場に導入されるヒト型ロボットのメーカーや台数は明らかになっておらず、どんな作業を担うのかも不明。関係者の1人は「ヒューストンの工場は新しくて規模が大きくスペースも広大なので、ヒト型ロボットを導入するのに最適です」と語っています。
Foxconnは2024年にNVIDIAと協力して「ロボットを仮想世界で訓練して、製品の組み立て作業を効率化する」というシステムを構築したことを発表しています。
Foxconn が NVIDIA AI と Omniverse でロボットをトレーニングし、組み立てを効率化
https://blogs.nvidia.co.jp/blog/foxconn-digital-twin-ai/
また、NVIDIAはヒト型ロボットの研究開発に力を注いでおり、2025年3月にはヒト型ロボット用の基板モデル「Isaac GR00T N1」を無料公開しています。
NVIDIAが人型ロボット用オープン基盤モデル「Isaac GR00T N1」を発表、多様な環境で動作する汎用ロボットの開発に役立つ – GIGAZINE
さらに、2025年6月に実施されたAIカンファレンス「GTC Paris」の基調講演ではジェンスン・ファンCEOがヒト型ロボットの展望について語ったほか、小型ロボットのGrekと共演して会場を沸かせました。
ファンCEOがヒト型ロボットやGrekについて語る様子は以下の動画の1時間28分25秒頃から確認できます。
NVIDIA CEO Jensen Huang Live GTC Paris Keynote at VivaTech 2025 – YouTube

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