Nintendo Switchを持っているユーザーは、セーブデータや各種設定をNintendo Switch 2にまるごと転送することが可能です。しかし、このまるごと転送に失敗したというユーザーが、これまで20年にわたって培ってきたポケットモンスターシリーズのデータを失ってしまったという体験談をReddit上で共有しています。
Distraught Pokémon Fan Lost ‘1,000+ Hours and 20 Years’ of Progress During Switch 2 System Transfer — Proving Need for Pokémon Home to Save Beloved Creatures – IGN
https://www.ign.com/articles/distraught-pokmon-fan-lost-1000-hours-and-20-years-of-progress-during-switch-2-system-transfer-proving-need-for-pokmon-home-to-save-beloved-creatures
あるRedditユーザーがNintendo Switch 2のデータ移行を行っていたところ、「ポケットモンスター スカーレット」のセーブデータが消えてしまったそうです。この投稿は記事作成時点では削除されていますが、別のユーザーからも「データが消えてしまった」という報告が上がっており、海外ゲームメディア・IGNのスタッフも同様の経験を報告しています。
問題を報告したユーザーは、1000時間以上のゲームプレイデータと、ゲームボーイアドバンスの「ポケットモンスター リーフグリーン」とニンテンドーDSの「ポケットモンスター ダイヤモンド」から引き継いできた育成ポケモンのデータも含まれていたそうです。
データが消えてしまったというユーザーは、「Nintendo Switch 2を買ったばかりで、起動と初期データの移行は問題なく完了しました。しかし、ポケットモンスター スカーレットのセーブデータが消えてしまいました。言語選択画面がすぐに読み込まれ、キャラクター画面も作成されます。しかし、OLEDディスプレイにはデータが表示されません。すべて消えてしまいました」と言及。同様の症状を体験したというポケモンファンからのコメントが複数投稿されています。
また、「データ転送には全くエラーがありませんでした」「他のポケモンのデータは全て残っていますが、スカーレットだけ残っていません。初代ゲームボーイアドバンスからこれまでのポケモンのデータも全部そこにありました。文字通り20年分のデータです。どうすることもできません。もうプレイしたいのかどうかさえ分かりません」と記しています。
IGNは「ポケモンファンにとってセーブファイルは非常に貴重です。プレイヤーの中には何年も前に発売されたタイトルを含め、複数の過去作品で育成したポケモンを新作に引き継いでいる人もいます。しかし、Nintendo Switchのポケットモンスターはクラウドセーブ機能(セーブデータお預かり)と互換性のない数少ないタイトルのひとつです。実際、『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』『Pokémon LEGENDS アルセウス』『ポケットモンスター ソード・シールド』『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、いずれもクラウドセーブ機能に非対応です」と指摘。
実際、任天堂公式のセーブデータお預かりに関するサポートページには、「セーブデータお預かり非対応の任天堂・ポケモンソフト」として、「ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ」「ポケットモンスター ソード・シールド」「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」「Pokémon LEGENDS アルセウス」「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」が挙げられています。
セーブデータお預かり|Nintendo Switch Online サポート|任天堂サポート
https://support.nintendo.com/jp/switch/nintendo_switch_online/services/savedata_backup.html
そのため、ポケモンファンからは歴代のポケットモンスターシリーズで育成してきたポケモンを保管するためのサービスであるPokémon HOMEにポケモンを移してからデータ移行をする必要があるという声が上がっています。
過去作のポケモンもまとめて預けられる「Pokémon HOME(ポケモンHOME)」詳細まとめ、Nintendo Switchとスマホから無料もしくは年間1960円で利用可能 – GIGAZINE
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