240×135カラーTFTディスプレイ・10時間駆動のバッテリー・Wi-Fiなどを3Dプリントケースに収めた極小ゲーム開発機「DeskHog」 – GIGAZINE


オープンソースであることをウリにしたゲーム開発のためのキット「DeskHog」が公開されています。市販のコンピューターを3Dプリントできるケースに内蔵したもので、部品さえあれば誰でも自宅で作ることができます。

DeskHog – A developer toy from PostHog
https://posthog.com/deskhog

DeskHogは「ESP32-S3 Reverse TFT Feather」というボードを内蔵したキットです。このボードと、3Dプリント可能なケースを組み合わせてできあがったものが「DeskHog」と呼ばれています。完成版には、240×135カラーTFTディスプレイ、10時間駆動のバッテリー、LEDライトなどが搭載されます。


詳しい仕様は以下の通り。

プロセッサESP32-S3 デュアルコア 240MHz
メモリ4MBフラッシュ、2MB PSRAM
512KB SRAM
画面1.14インチカラーIPS TFT
240×135ピクセル
接続性2.4GHz Wi-Fi(802.11b/g/n)
Bluetooth LE (BLE)
電源とバッテリーUSB Type-C / LiPoバッテリー
充電機能内蔵、MAX17048モニター
低消費電力スリープ(40~50µA)
拡張性STEMMA QT (I²C)
FeatherWing Compatible
Serial Debug Pin
筐体カスタム3Dプリント(PETG)
オープンソースファイルが利用可能
入力ユーザー触覚ボタン x 3
リセットボタンとDFUボタン
寸法約70mm x 40mm x 15mm


ケースとファームウェアはオープンソースで公開されており、好きなゲームを自由に開発することができ、コミュニティメイドのゲームを遊ぶことも可能です。「ポン」や「フラッピーバード」は遊べますが、「Doom」は「取組中」とのこと。

ゲームは「POG:Pong(ポン)だが、名前は違う。トイレで遊ぶのに最適。らしい」「IDLEHOG:放置クリッカーゲーム。株主価値の向上を目的としたゲーム」「ノッチャゴッチ:これを本当の名前で呼んだら訴えられるんじゃないかとちょっと心配だった」などいくつかの作品があります。


DeskHogキットは近日発売予定ですが、部品さえあれば今すぐ自分で3Dプリントできるとのこと。詳しくは以下のリポジトリで確認できます。

GitHub – PostHog/DeskHog: A friend for your desk, a dedicated terminal for numbers
https://github.com/PostHog/DeskHog

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