Automatticが一時見合わせていたWordPressプロジェクトへの貢献の再開を表明 – GIGAZINE


メモ


WordPressの開発元であるAutomatticが、WordPressプロジェクトへの貢献を再開すると表明しました。Automatticは2025年4月に行われたWordPress 6.8リリース時、「これが2025年の最後のメジャーアップデート」と述べた上で、WordPressプロジェクトへの貢献を一時停止する方針を示していました。

Returning to Core – Automattic
https://automattic.com/2025/05/29/returning-to-core/

Automattic says it will start contributing to WordPress again after pause | TechCrunch
https://techcrunch.com/2025/05/30/automattic-says-it-will-start-contributing-to-wordpress-again-after-pause/

Automatticは「コアへの帰還」と題して、WordPressプロジェクトへの貢献について一時的に立ち止まり、再編成・再考して計画を戦略的に練った結果、完全復帰する準備が整ったと述べました。

そして今後、WordPress Core、ブロックエディターの「Gutenberg」、PlaygroundOpenverse、そしてWordPress.org全体で、Automatticによる貢献を期待して欲しいとつづっています。

復帰について、Automatticは「『誰でも、どこでも、発表すること(パブリッシング)を民主化する』という、ずっと信じてきたミッションを続けていくためのものであり、我々にとって興奮の瞬間です」と表現しました。

Automatticによると、貢献を一時停止していた間に、WordPressがどのように使われているのか、多くの情熱的な貢献者らと一緒にウェブの未来をどのように形作れるかについて多くに気づきを得て、プロジェクトに持ち帰ることができたとのこと。Automatticは「すでに、ウェブに43%の力を供給しています。我々が達成できることはたくさんあります」と述べています。

この一件を報じたニュースサイトのTechCrunchは「何が変わったのかはよくわかりません」とコメントしています。

AutomatticはWordPress 6.8のリリースにあたって、WordPressへの貢献に提供する時間を減らす方針を明らかにし、30人近いコアコミッターやプロジェクトリーダー、コアメンバーによる話し合いで、6.8を2025年の最終メジャーアップデートだと表現していました。

Dotorg Core Committers Check In – Make WordPress Core
https://make.wordpress.org/core/2025/04/04/dotorg-core-committers-check-in/

なお、TechCrunchは、Automatticのマット・マレンウェッグCEOが「管理画面刷新」と「新たなAIチームによる何か」を加えたWordPress 6.9を2025年内にリリースしたい旨の社内向け投稿を行ったという関係者の情報を伝えています。この情報に基づくと「WordPress 6.8が2025年最後のメジャーアップデート」という点も覆ることになりそうです。

AutomatticはWordPressをめぐり、ホスティングサービス・WP Engineと係争状態にあり、WP Engineの顧客からの集団訴訟に直面しています。

WordPressをめぐるAutomatticとWP Engineの争いが「核戦争」級の集団訴訟に発展 – GIGAZINE

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