Samsungの「One UI 8 Beta」ではファイルマネージャーがさらに使いやすくなる – GIGAZINE


Samsungが2025年5月28日に、自社端末向けUI「One UI 8」のベータプログラムを開始したことを発表しました。これにより、7月にリリース予定のGalaxy Z Fold 7やGalaxy Flip 7に搭載されるセキュリティフォルダ機能の生体認証の強化や、セキュリティフォルダを非表示にする機能などが明らかになりました。

Samsung Launches One UI 8 Beta Program: The First-Generation Upgrade Starting With the New Galaxy Foldables – Samsung Global Newsroom
https://news.samsung.com/global/samsung-launches-one-ui-8-beta-program-the-first-generation-upgrade-starting-with-the-new-galaxy-foldables

Secure Folder upgrades both security and usability with One UI 8 – Android Authority
https://www.androidauthority.com/secure-folder-one-ui-8-3562051/

I hope Google copies this cool One UI 8 file manager trick
https://www.androidauthority.com/samsung-one-ui-8-my-files-app-filter-options-3561932/

SamsungのOne UIのセキュリティフォルダは、内部に格納されたデータファイルを暗号化し、デバイス内の保護された領域に保存する機能です。また、セキュリティフォルダにアプリを追加し、インスタンスを2つ作成することで、ひとつのアプリを別々に使うこともできます。


One UI 8では、このセキュリティフォルダの生体認証機能が強化されており、セキュリティフォルダを開くと「安全のため、セキュリティフォルダのロック解除に使用する指紋は、端末の他の指紋とは別に登録する必要があります」と表示されるとのこと。つまり、セキュリティフォルダのロック解除に使う指紋と、デバイス自体のロック解除に使う指紋は別々にしなければならないということです。

これに対し、現行のOne UI 7ではセキュリティフォルダを設定するとデバイスのロック解除に使っている指紋が自動的に追加され、デバイスとセキュリティフォルダのロックを同じ指紋で解除できるようになっていました。

この追加のセキュリティレイヤーは、家族でデバイスを共有しているケースなどに特に役立ちます。例えば、「インターネットの閲覧などの基本的な用途のために、子どもに自分のデバイスを使うのを許可しているものの、セキュリティフォルダにある重要なデータにはアクセスさせたくない」というような場合、子どもはデバイスのロックを解除する指紋認証でセキュリティフォルダを開くことができなくなります。

さらに、今回のアップデートによりセキュリティフォルダ自体を非表示にするオプションが導入されます。これにより、セキュリティフォルダの存在そのものが見えなくなるほか、セキュリティフォルダのアプリも動作を停止して、再びセキュリティフォルダを表示させるまでアイコンが消えて通知も表示しなくなるため、機密性がさらに向上します。


また、ダウンロードフォルダにあるファイルを、ダウンロードしたアプリごとに分けて表示する機能も追加されるなど、利便性も向上しています。


One UI 8のベータ版は2025年5月28日からドイツ、韓国、イギリス、アメリカのユーザーのGalaxy S25Galaxy S25+Galaxy S25 Ultraに順次展開されています。また、2025年7月にリリースされる予定のGalaxy Z Fold 7とGalaxy Flip 7にはOne UI 8の正式版が導入されます。

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