TikTokは2025年5月13日にTikTok初のクリエイティブ機能「TikTok AI Alive」を発表しました。AI Aliveは、アップロードした写真をAIで簡単にアニメーション化できる機能で、TikTokストーリーカメラでのみ利用可能です。
Introducing AI Alive: Bringing Your Photos to Life on TikTok Stories – Newsroom | TikTok
https://newsroom.tiktok.com/en-us/introducing-tiktok-ai-alive
TikTok just added an AI-powered image-to-video feature and it did some weird things to my cat
https://www.engadget.com/social-media/tiktok-just-added-an-ai-powered-image-to-video-feature-and-it-did-some-weird-things-to-my-cat-184630740.html
AI Aliveを使うには、まずストーリーのフォルダを開きます。
アルバムから写真を1枚選択。ストーリーで共有した写真のみ使用可能です。写真編集ページの右側のツールバーにAI Aliveアイコンが表示されます。
写真からどのようなムービーを作成したいか、TikTokが提案するプロンプトを選択するか、自分でテキストを入力。
写真からムービーが生成されます。生成されたムービーはストーリーのフィードに公開されます。
以下は、Engadgetが公開したAI Aliveをテストしたストーリー。手すりにたっているネコの写真から、「アニメのように動かして」「手すりに沿ってゆっくりと歩かせる」「レトロゲーム風に」と3種類のムービーを作成しています。結果として、「アニメのように動かして」ではアニメ調になったネコが二足歩行で前進してくる様子、「手すりに沿ってゆっくりと歩かせる」ではリアルなネコが尻尾や手足に不自然さがあるものの写真から動き出す様子、3つ目の「レトロゲーム風に」ではなぜかワイングラスを持って立ちあがるネコのムービーが作成されました。
TikTokを運営するByteDanceによると、常に安全性を念頭に置いて開発を行っており、AI Aliveでもコミュニティを保護するために複数の信頼性と安全性のチェックを受けているそうです。ポリシーに違反するコンテンツの作成を防ぐために、アップロードされた写真とAI生成プロンプト、そしてAI Aliveで作成されたムービーは、モデレーション技術によって審査されます。クリエイターがストーリーを投稿した時点で最終的な安全性チェックが行われるほか、ルールに違反していると思われるものは通常のコンテンツ同様に違反報告が可能です。
また、AI Aliveで作成されたストーリーには「AI生成ラベル」が付与され、透明化も重視しているとByteDanceは述べています。さらに、AI Aliveストーリーには本物の写真とAI生成の偽物を識別できるC2PAメタデータが埋め込まれるため、TikTokからダウンロードされてTikTok以外に共有された場合でも、AI生成であることを識別できるようになっているとのこと。
記事作成時点では、AI AliveはTikTokのストーリー機能にのみ搭載されており、通常の投稿よりも一時的な共有を目的としています。ByteDanceは「クリエイターがAI Aliveを活用してストーリーテリングを強化し、本物の瞬間を共有し、TikTokコミュニティ全体で創造性を刺激していく様子を見るのが楽しみです」と述べています。
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