中国が海底ケーブル切断装置を開発 – GIGAZINE


中国船舶科学研究センターとその傘下の深海有人潜水艇国家重点実験室が、水深4000メートルまで対応した深海ケーブル切断装置を開発しました。鋼鉄、ゴム、ポリマーの被覆で覆われた装甲ケーブルを切断可能で、海底採掘やサルベージ作業などに利用できる民生用の機器であるとのことです。

ケーブル切断装置を開発したエンジニアのHu Haolong氏率いるチームは、水圧が400気圧を超える過酷な環境に装置が耐えられるよう、チタン合金の外装を設計しました。深海で限られたエネルギーを有効活用するべくモーターは低出力にし、ダイヤモンドでコーティングされた直径15cmの研削ホイールを毎分1600回回転させ、海洋堆積物の影響を最小限に抑えつつ、鋼鉄に覆われたケーブルを粉砕できるよう仕上げたとのことです。

Haolong氏らは、このケーブルの用途は海洋資源開発だと強調しました。

中国は、南シナ海に深海の「宇宙ステーション」を建設し、研究開発目的の長期滞在を計画しています。今回開発されたケーブルはこうした用途にも応用でき、中国が開発した1万メートル級の有人潜水艇「Fendouzhe」にも適合するよう設計されているとのことです。


一方、一部メディアは海底ケーブル切断装置に別の用途があると指摘しています。


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