ワーナー・ブラザースが発売したいくつかのDVDが再生できなくなったというコミュニティの報告を受け、ワーナー・ブラザースが「2006年~2008年に発売したDVDの一部に潜在的な問題がある」と認め、交換対応を始めました。
Hundreds of your Warner Bros DVDs probably don’t work anymore; UPDATED with response from WB
https://www.joblo.com/warner-bros-dvds-dont-work/
Check your DVDs for disc rot — Warner Bros. says it’s replacing them | The Verge
https://www.theverge.com/news/626482/warner-bros-dvd-disc-rot-failure-2006-2008-replacement
映画のニュースとレビューを掲載するウェブサイト「JoBlo」のクリス・バンブレーCEOによると、ワーナー・ブラザースが2000年代半ばに出した数十本のDVDボックスセットの一部タイトルが全く再生できない事態に陥ってしまったとのこと。
最初は「渡洋爆撃隊」で発生し、再生から1時間でディスクの稼働が停止。続いて「パナマの死角」でも発生したため新しいUHDプレーヤーを購入。ところが新しいプレーヤーで「戦場を駈ける男」を視聴しようとしたところまたしても同様の問題が発生したため、ネットで検索したところ同様の問題が他の人からも報告されていたといいます。
報告をまとめると、「2006年から2008年の間に製造されたワーナー・ブラザースのDVDのほぼすべてが、経年劣化によって動かなくなる」という事態に陥っていたとのこと。DVDが劣化する現象は金属層の腐食が進む「レーザー腐敗」として知られており、この影響を受けるワーナー・ブラザースのDVDは数百万枚に上ると見られています。
CD・DVD・BDが劣化する要因や種類ごとの寿命についてカナダ保存研究所が解説 – GIGAZINE
こうした苦情を受け、ワーナー・ブラザースはJoBloに対して「ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントは、2006年から2008年にかけて製造されたDVDタイトルの一部に潜在的な問題があることを認識しており、不良ディスクを交換するために消費者と積極的に協力しています。可能な限り、不良ディスクは同じタイトルと交換できます。しかしながら、影響を受けたタイトルの中には、すでに製造されていないものや、権利が失効しているものもあるため、こうしたタイトルは同等の価値のタイトルとの交換を申し出ています」との声明を寄せました。
テクノロジー系メディアのArs Technicaは「DVDは適切にメンテナンスすると30年から100年はもつ」と指摘。
映画愛好家のYouTuber、Damn Fool Idealistic Crusaderの指摘では、ペンシルベニア州オリファントにあるCinramの製造工場で、ほぼ2006年から2009年までに作られたDVDに故障が発生しているとのことです。
影響を受けるタイトルは以下のページにまとめられています。
Millions of Warner Bros DVDs are now unplayable – FlatpanelsHD
https://www.flatpanelshd.com/news.php?subaction=showfull&id=1741344348
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