YouTubeが「Googleが承認していないギャンブルサイトの名前を言ってはいけない」と発表 – GIGAZINE


YouTubeがギャンブルコンテンツに関するポリシーを改定し、Googleが承認していないギャンブルサービスに口頭で言及することを含め、オンライン賭博にユーザーを誘導する行為に対する制限を大幅に厳格化することを発表しました。

An update to YouTube’s policies on online gambling content – YouTube Community
https://support.google.com/youtube/thread/328728041

YouTube will soon restrict creators from mentioning certain online gambling sites | The Verge
https://www.theverge.com/news/623985/youtube-online-gambling-rules-restrictions

2025年3月19日から発効する新しい「違法または規制対象の商品やサービスに関するポリシー」では、Googleによる承認を受けていないギャンブルサイトやアプリに視聴者を誘導するいかなる方法も許容されなくなります。

禁止される誘導方法の具体的な例としてはURL、画像やテキストで示されたリンク、サービスのロゴを含む視覚的な表示、そして、口頭での言及が含まれます。

また、オンラインギャンブルサイトやアプリがGoogleに承認されている場合であっても、保証された利益を約束するコンテンツ、例えば「プレイすれば絶対にもうかります」と宣伝するような動画は削除される可能性があることに注意が必要だと、YouTubeは強調しました。


加えて、コミュニティガイドラインに違反していない場合であっても、オンラインカジノやアプリに関する描写や宣伝を含むコンテンツには年齢制限が設けられるようになります。

つまり、YouTubeにログインしていないユーザーや18歳未満のユーザーは、対面での賭け事を描写したシーンなどの例外を除き、オンラインギャンブルに関するコンテンツを見ることができなくなるということです。

YouTubeは「このアップデートが、カジノゲームやアプリなどのオンラインギャンブルコンテンツに重点を置くクリエイターに影響を与える可能性がありますが、これらの変更はコミュニティ、特に若い視聴者を保護するために不可欠なステップであると考えています。YouTubeは、すべての人にとって安全で責任あるプラットフォームであることを確保しながら、クリエイターをサポートすることに全力を尽くします」と述べました。

YouTubeは以前から賭博に対して厳しい立場をとっており、2021年には最も目立つ位置にある広告枠である「マストヘッド広告」でギャンブルを宣伝することができなくなっていました。

YouTubeで最も目立つ広告位置からお酒・ギャンブル・政治が排除される – GIGAZINE


YouTubeのニール・モーハンCEOは、2025年2月11日に公開した年次書簡で「機械学習を使ってユーザーの年齢を推測し、年齢に応じたコンテンツを提供する機能」のテストを開始し、年内にも実装する予定であると語っており、今後も子どもをギャンブルから守るYouTubeの取り組みは強化されていく見通しです。

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