AIチャットサービスのCharacter.aiが破産申請、ディズニーへの資産売却などを検討 – GIGAZINE


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実在の人物やアニメキャラクター風のチャットボットと会話できるAIサービスを提供する「Character.ai」が、連邦倒産法第11章に基づく手続きを開始したことを発表しました。Character.aiは安全性や著作権など多方面で厳しい監視や訴訟に直面して数億円の負債を抱えており、会社と資産の売却を円滑に進めるために破産保護を申請したとしています。

An Update on Character.ai
https://blog.character.ai/an-update-on-character-ai/


Character.ai Initiates Voluntary Chapter 11 Proceeding to Facilitate Value-Maximizing Sale Process
https://www.businesswire.com/news/home/20261012656385/en/Character.ai-Initiates-Voluntary-Chapter-11-Proceeding-to-Facilitate-Value-Maximizing-Sale-Process

Character.ai’s Bankruptcy Documents Show the Economics of AI Don’t Work
https://www.404media.co/character-ais-bankruptcy-documents-show-the-economics-of-ai-dont-work/

「Character.ai」は実在する人物から架空のキャラクターまで、ユーザーが作成した多種多様なボットを選択することで、その人物やキャラクターを演じるチャットボットと会話できるサービスです。リリース後最初の1週間で170万回以上インストールされるほど注目を集め、2024年にはさらなる成長を目指してGoogleと非独占的契約を締結し、Character.aiの共同創設者兼CEOを含む一部のメンバーがGoogleに移籍しています。一方で、チャットボットが未成年者を自殺や暴力に誘導したとして、複数の訴訟を起こされるなど、いくつものトラブルに見舞われています。

「AIチャットボットが未成年に両親の殺害や自傷行為をそそのかした」と訴訟で主張される – GIGAZINE


また、2025年9月にはディズニーが自社キャラクターが性的な目的や子どもにとって有害な目的で使用されていたと主張し、自社キャラクターの使用停止を求める書簡を送付しました。

ディズニーがAI会話サービス「Character.AI」に対して自社キャラの使用停止を要求、人気キャラが性的搾取に使われていると主張 – GIGAZINE


そんなCharacter.aiが2026年10月12日に、ウォルト・ディズニー・カンパニーの関連会社に特定資産を売却するための破産手続きを開始したことを発表しました。

破産裁判所に提出された宣誓供述書によると、Character.aiの技術は運用コストが高く、常に収益性に苦戦していたそうです。多数のユーザーによりピーク時にはサブスクリプション収入が月額280万ドル(約4億円)、広告収入を含む全ての収益は月額530万ドル(約8億円)まで向上したものの、2024年にはAIコンピューティングに月額1380万ドル(約22億円)、2025年には月額1000万ドル(約16億円)、2026年1月から8月までの期間だけで5610万ドル(約88億円)を費やしており、毎月約800万~900万ドル(約1億円)の損失を出していました。負債総額は5000万ドル(約80億円)から1億ドル(約160億円)と見積もられています。

Character.aiのコリン・アダムスCEOは「過去1年間、Character.aiは法的、規制的、そして運営上の大きな逆風に直面しながらも、事業の維持と改善に向けて重要な措置を講じてきました。利用可能な選択肢を包括的に検討した結果、取締役会は、裁判所の監督下で行われるこの売却プロセスが、すべての利害関係者にとって価値を最大化する最良の機会であると判断しました。このプロセスを進めるにあたり、Character.aiコミュニティの皆様にとって安全で魅力的なユーザー体験を維持することが、引き続き最優先事項となります」と述べています。

提案されている売却の一環として、ディズニーは非公開の特定の資産に対して2000万ドル(約31億円)を支払い、移行支援を提供するそうです。また、ディズニーは特定されていない知的財産に対する非独占的ライセンスも取得します。ディズニーは2026年9月中旬にCharacter.aiの元CEOであるカランディープ・アナンド氏を引き抜いて最高技術責任者(CTO)に採用しており、AI分野への進出拡大の一環として見られています。

Character.aiの売却手続きは2026年11月下旬から12月上旬までに完了する見込みで、それまでの間は有料会員を含むサービスの提供を「サービスの中断を最小限に抑えつつ継続する予定」とのこと。ただし、適切な買収提案がない場合は、プラットフォームは閉鎖される可能性もあります。有料機能に影響するようなサービス変更が発生した場合は、事前にユーザーに通知されます。


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