ウェブブラウザ・Braveが広く使われているライバルであるChrome、Edge、Firefoxとのベンチマーク比較結果を公開しました。テストによると、Braveは他の3つのブラウザに比べてCPU使用量、エネルギー消費、メモリ消費のいずれも少なく、ページの読み込み速度は20%高速でした。
Brave for Desktop Outperforms Other Browsers in Speed and Performance | Brave
https://brave.com/blog/brave-outperforms-other-browsers/
テストに使用されたハードウェアはApple M2と8GBメモリ搭載のApple Mac Miniで、OSはmacOS 26.5.1(25F80)でした。また、すべてのテストがロンドンにある50Mbpsの専用線接続環境で行われました。使用されたブラウザはテスト時点で最新のもので、Brave 1.92.139(Chrome150.0.7871.114/Arm64)、Chrome 150.0.7871.184(Arm64)、Edge 150.0.4078.83(Arm64)、Firefox 146.0.1(64bit)です。
Braveチームは、Brave Searchの統計データでランク付けされた人気ウェブサイト50件の読み込みを10セット行いました。テストを行う順番はランダムに変更されており、実行順による損得は発生しないようになっています。各ブラウザともデフォルト設定でベースラインのユーザーデータを作成し、テスト実行前にはベースラインを影響の出ない一時フォルダーに移動させ、キャッシュやCookieなどが結果に影響を与えないようにした上で、分離したプロファイルからブラウザを起動し、測定開始前の60秒間はバックグラウンドプロセスが落ち着くのを待ったとのこと。
以下はウェブページの読み込みとレンダリングに必要な総エネルギー消費量(mWh)を示したグラフ。Braveは平均消費量が約31.1mWhで、最もエネルギー効率のいいウェブブラウザでした。また、他のブラウザと比べて分布が狭く、ページ読み込み中の電力配分変動性が低く、異なるウェブサイト間でもエネルギー挙動が安定しているとのこと。
ページ読み込み時およびレンダリング時のプロセッサ負荷を示すCPU使用率でも、Braveは平均約33%で、他3つのブラウザを下回りました。Firefoxは特にCPU使用率が高く、場合によっては100%に達しました。なお、BraveのCPU使用率が同じChromiumエンジンのChromeやEdgeと比べても低いのは、ネイティブ広告ブロックにより、ページ負荷が削減されたものとみられます。
メモリ使用量も平均で1200MBと、他3ブラウザより26%~31%効率的です。この効率性の高さは、プロセス分離やキャッシュ管理を行うアーキテクチャのおかげで、同時にメモリに保持する必要があるリソース数を抑えているためです。Braveはネイティブブロッカーのメモリオーバーヘッドをさらに削減するべく取り組んでいるので、今後のバージョンではさらにライバルとの差が広がることになると予想されています。
ページ読み込み速度のうち、ナビゲーション開始から読み込みを終えるまでの速度はBraveが平均4.4秒で、Chromeの平均5.1秒、Edgeの平均6.0秒、Firefoxの平均5.3秒をいずれも上回りました。
「最大コンテンツの描画(LCP)」レンダリング速度は、Braveが平均2.4秒でChromeと同レベル、EdgeとFirefoxは約2.5秒でわずかに遅れました。
なお、この比較にSafariやその他のWebKitベースのウェブブラウザが含まれていないのは、Braveのモバイル計測システムがAndroidベースなのに対してSafariはAndroid版がないという点と、Android向けのWebKitベースブラウザはプロジェクトがいくつかあるもののまだ一般化したとはいえない段階のためだとのことです。
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