アメリカのノートPCメーカーであるFrameworkは、自作PCのようにバッテリーや画面、キーボードなどあらゆるパーツを交換可能なモジュール式ノートPCを開発しています。そんなFramework向けに開発された10GbEモジュールについて、ガジェット系YouTuberのジェフ・ギアリング氏がレビューしています。
Framework’s 10G Ethernet module exposes USB-C’s complexity – Jeff Geerling
https://www.jeffgeerling.com/blog/2026/framework-10g-ethernet-module-usb-c-complexity/
Is 10 Gbps too hot for a laptop? – YouTube

ギアリング氏が手に持っているFrameworkのノートPCには、交換可能なモジュール式ポートが備えられています。
内部にはUSB Type-Cコネクタがあり、HDMI、USB Type-C/A、microSDカードリーダーのほか、フルサイズのイーサネットポートを接続することも可能です。
今回ギアリング氏がレビューするのは、ハードウェアメーカーのWisdPiがFrameworkと共同開発した10GbE拡張カードです。外出先で使うノートPCに10Gbpsの速度は必要ないかもしれませんが、「外出先で動画編集を行うため、NASから100GBの動画ファイルをダウンロードしなくてはいけない」といった用途もゼロではありません。
記事作成時点では価格は公表されていませんが、おそらく100ドル(約1万6000円)以下になるとみられます。一方にはUSB Type-Cポートがあり、もう片側にはイーサネットジャックがあります。
内部には10Gbps対応のRealtek RTL8159チップセットが搭載されています。
他のモジュールと同様にカチッと音がするまで差し込むだけで取り付け完了。
10GbE拡張カードを差し込んだFrameworkノートPCの見た目はこんな感じ。
Framework 13でテストしてみたところ通信速度は10Gbpsに及ばず、7.4Gbps程度にとどまりました。ギアリング氏は実際のスループットが9.4Gbps程度になると予想しており、これは予想を下回る数値です。
調査したところ、Framework 13のモジュール式ポートは「USB 3.2 Gen 2(USB 3.2 Gen 2×1)」しか利用できず、これがボトルネックとなって帯域幅が8Gbpsを下回っていることが判明。
また、10GbE拡張カードの底部はかなり高温になり、赤外線カメラによる測定では52℃を記録しました。
続いてギアリング氏は、1世代前ではあるものの「USB 3.2 Gen 2×2」をサポートしているIntelモバイルCPU搭載のFramework 12でテストしましたが、Linuxではやはり8Gbpsを下回りました。Realtekドライバーをダウンロードしたものの、ディストリビューションのLinuxカーネルが新しすぎるためか、コンパイルできなかったとのこと。
そこでギアリング氏はFramework 12のOSをWindows 11に切り替えて再度テストしてみました。
Realtekドライバーをインストールした結果、実用上の限界に近いと思われる9.4Gbpsを達成しました。
その代わり、10GbE拡張カードの温度も70℃近くまで上昇しました。WisdPiによると、この表面温度でもIEC 62368-1の温度安全基準は満たしているとのことですが、この温度に長時間さらされると低温やけどの恐れがあります。
ギアリング氏は、「10秒以上使うつもりなら、これを膝の上に置いて使うのはオススメしません」と述べました。
ギアリング氏が作成したWisdPi製10GbE拡張カードのパフォーマンスグラフが以下。最高のパフォーマンスを得るにはUSB 3.2 Gen 2×2対応のポートと、最新のRealtekドライバーが必要とのことです。
この記事のタイトルとURLをコピーする
ソース元はコチラ
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。
















