「握力を鍛えると健康になって寿命が延びる」という主張は本当なのか? – GIGAZINE


ソーシャルメディアで健康関連のインフルエンサーをフォローしていると、物を握る力である「握力」で寿命を予測できるという説を目にしたことがあるかもしれません。中には一歩進んで「握力を鍛えると長生きできる」と主張する人もいるそうで、オーストラリアのディーキン大学で疫学准教授を務めるハッサン・バレー氏が、握力と寿命の関連性について科学的な見地から解説しました。

研究者らが握力・健康・寿命の関係を調査する一般的な方法は、ダイナモメーターと呼ばれる携帯型の握力計で被験者の握力を測定し、その後被験者を長期にわたって追跡調査することで、特定の病気を発症したかどうかや何歳で亡くなったのかを調べるというものです。

科学的な証拠は一貫して、握力がその人の全体的な健康状態を示す優れた指標であり、寿命を予測するのにも役立つことを示しています。たとえば40~69歳の約50万人のイギリス人を対象にした研究では、握力が5kg低い人は最長10年間の追跡調査中に死亡するリスクが約20%高くなることがわかりました。

また、研究者らは握力が男性で26kg未満、女性で16kg未満の「筋力が弱い」と判定された被験者では全体的な死亡リスクの上昇だけでなく、心臓発作や脳卒中などの心血管疾患、呼吸器疾患、慢性閉塞性肺疾患、いくつかのがんによる死亡リスクが高いことも発見しました。




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