AIモデル「Qwen」を提供するアリババグループが、AIエージェント機能を第三者に開放する方針を発表しました。これにより、ユーザーはケンタッキーフライドチキン(KFC)やラッキンコーヒーなどが提供するカスタマイズAIエージェントとQwenアプリ経由でやりとりし、注文などを行えるようになります。
From fried chicken to flight plans: Alibaba wants Qwen to become China’s digital fixer | South China Morning Post
https://www.scmp.com/tech/article/3355850/fried-chicken-flight-plans-alibaba-wants-qwen-become-chinas-digital-fixer
阿里千问开放第三方AI智能体 肯德基等率先接入 | 联合早报
https://www.zaobao.com.sg/news/china/story20260603-9150030
提携の第一段階に加わる企業はKFC、ラッキンコーヒー、飲食チェーンのMIXUE、中国東方航空などです。KFCは自社のスマートアシスタントを提供し、ユーザーはQwenアプリを使って中国全土の1万3000以上の店舗で注文、支払い、受け取りを行うことができます。例えば、ユーザーが「最寄りのKFCでチキンバーガーをテイクアウトで注文して」とQwenに入力すると、AIエージェントが最寄り店舗を探し、自動的に割引クーポンを適用し、受け取り時間を計算してくれます。
アリババによると、これらの企業は自然な会話を通じてQwen上でサービスを提供できるようにエージェントをカスタマイズできるほか、ユーザーがリクエストを行う前にリマインダーや推奨事項を能動的に送信することもできます。
例えば、中国東方航空はユーザーの旅行計画や好みに基づいて最適化された旅程を提案し、ラッキンコーヒーは混雑時間帯を避けるために事前注文するようユーザーに助言できたりします。
アリババは「Qwenアプリは現在、数十の統合エージェントによって支えられ、ライフスタイルサービスにおいて1日当たり1億件を超える利用を実現しています。目標は、ユーザーの意図理解、正確なマッチング、能動的な計画立案といったこれらの能力を、あらゆる業界の企業パートナーと共有することです。エコシステムを開放することで、Qwenはすべてのユーザーに真に多用途なAIパーソナルアシスタントを提供することを目指しています」と述べました。
アリババは、将来的に消費者がオンラインサービスへアクセスする主な手段は従来のアプリではなくAIエージェントになると見込んでおり、すでに主力マーケットプレイスであるTaobaoにエージェント型AIを統合し、Qwenアプリ経由で買い物をできるようにしています。AIを活用したショッピングサービスを利用するユーザーは既に1億4000万人に上るとのことです。
また、アリババのライバルであるテンセントもメッセージングアプリのWeChatにエージェントを配置することを計画しており、ユーザーがWeChat経由でタクシーの配車から航空券の予約といた複数段階のタスクをシームレスに実行できるようになることが期待されています。
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