ユーザーの知っている人になりすまして電話する詐欺に対抗するため、GoogleがAndroidスマートフォンに「偽装通話検出機能(Fake Call Detection)」を追加しました。相手がGoogleの電話アプリ「Phone by Google」を使っているかどうかを検出する機能です。
Android introduces fake call detection to stop deepfake scams
https://blog.google/security/android-fake-call-detection/
WHOA @Google let me know they saw my tweet below last year & built a tool to defend against this exact call spoofing + AI voice clone attack!
As of today, fake call detection on Android alerts when someone is impersonating your contact.
Demo & thread of how it catches attackers: https://t.co/7K66OjsPHU pic.twitter.com/V0M5Ne3Xye— Rachel Tobac (@RachelTobac) June 2, 2026
Googleによると、近年のユーザーは知らない番号からの電話に出なくなったため、詐欺師は既存の番号になりすますツールを使って電話をかけているとのこと。ユーザーには本当に知り合いからかかってきたように見える上、場合によってはAIを使って知り合いになりすまされるため、詐欺を見抜くことは困難になります。
Googleの偽装通話検出機能は、通話相手がPhone by Googleを使っているかどうかを検出し、それ以外のツールを使っている場合にユーザーへ警告を発します。仕組みとしては、電話があったとき、Phone by Googleが相手に無音の確認信号を発し、相手から同様の信号がない場合に警告するというものです。これにより、Phone by Google以外から発信された偽装電話を検知できます。
この仕組みはエンドツーエンドの暗号化が施されたされたRich Communication Services(RCS)技術を利用しているため、完全にプライベートで行われるとGoogleは説明しています。
この機能は2026年6月よりPixelを皮切りにAndroid 12以降の端末向けPhone by Googleで世界展開が開始されます。デフォルトで有効になっていますが、Phone by Googleアプリの設定からいつでも無効にできます。
これまでにGoogleはAIでメッセージや通話を検証し詐欺を見抜く機能など、いくつかの安全対策をAndroidに導入しています。
Googleが発表したAndroid 16のセキュリティ機能まとめ、メッセージの不正検出の拡張・通話中のアプリのサイドローディング防止・高度な保護機能プログラムの強化など – GIGAZINE
Googleは「電話やオンラインの詐欺は巨大かつ拡大し続ける問題です。国際刑事警察機構(インターポール)による2026年3月の調査では、なりすまし詐欺が世界全体で4000億ドル(約63兆9000億円)を超える損失をもたらしたと報告されています。長年にわたり、人々は発信者の電話番号を頼りに相手を判断してきましたが、新たな手口により、もはやそれだけでは十分ではなくなっています。偽装通話検出機能は、発信者が本人かどうかを識別することで、あなたとあなたの家族、友人を保護します」と述べました。
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