Microsoft傘下のGitHubが提供するAIコーディング支援サービス「GitHub Copilot」は、エディタ上でコード補完やチャットによる相談を行える開発者向けツールです。従来のCopilotは数行のコード補完や短い質問に答える使い方が目立っていましたが、近年は複数のファイルを調べながらAIが複数の手順をたどって修正案を作る「エージェント型」の機能も増えています。
こうしたエージェント型の利用について、GitHubは「従来のプランでは計算資源のコストに見合わなくなった」として2026年6月1日より使用量ベースの従量課金を開始しました。
GitHub Copilotの従量課金がついに開始、「AIクレジット」を使い切ると追加利用には別料金が必要に – GIGAZINE
新たな料金体系ではAIクレジットという単位を使用し、選んだモデルと作業内容に応じてAIクレジットを消費する仕組み。毎月、プランごとに一定のAIクレジットが付与され、付与されたAIクレジットを超過して使用したい場合は追加の課金が必要というわけです。
ところが2026年6月1日の移行後、利用者からは「想定よりもクレジットの減りが速い」という声が相次いでいます。
うげぇ。。GitHub Copilot新料金、たった20行のコードをアダプティブペーストしただけで1%持ってくのか。。。これは、人力コーティングが捗るね。。。
— やまねこ⚙楢ノ木技研 (@felis_silv) 2026年6月2日
Github Copilot
数時間の使用で半月分のクレジット消費したんですけど…
値上げしすぎじゃない?? pic.twitter.com/lzysSv7WOE— dnc_kancolle(消炭) (@d_kancolle) 2026年6月1日
GitHub Copilot新体制、試しに回してみたら小規模なプラン生成に100クレジット消費してて草。
…………これ、あっという間に無くなるな。— hapi⇒ a.k.a. hapinano (@hapinano) 2026年6月1日
Github Copilot の新料金、9時からの15分で 2.5日分クレジットが減ってる。こんなの使い物になるかー!! pic.twitter.com/GPthDTvPHb
— 槌本🌸裕二 (@tsuchim) 2026年6月1日
海外ITメディアThe Registerも、月額39ドル(約6200円)のCopilot Pro+ユーザーが2時間の利用で月間枠の約8%を使ったとGitHub Communityに投稿した例や、1件の変更依頼で6ドル(約960円)超のクレジットを使ったという例を報じています。RedditではClaude Opus 4.8を使ってWebサイトの修正を頼んだところPro+の月間枠の16%を消費したという報告もあったとのこと。
GitHub Communityの告知スレッドにも不満は集まっています。あるユーザーはVisual Studio Code拡張機能で2回の短いセッションを行い、合計2~4件ほどのプロンプトで210.5クレジットを消費したと投稿しました。別のユーザーはPro+の7000 AIクレジットを1日で使い切ったと報告し、Proプランをキャンセルしたという投稿も見られます。
また、それぞれの操作でいくらAIクレジットが消費されるのかを予測しにくいという点が不満という声も多数投稿されています。
AIクレジットの消費量を予測しにくい理由として、AIコーディング支援が単なるチャットから開発環境全体を読む仕組みへ変化している点が挙げられます。利用者が短い指示を入力しても、Copilot側では開いているファイル、関連するリポジトリ情報、会話履歴、生成される回答、再利用される文脈などを処理する場合があるほか、エージェント型の機能では1回の指示に対して複数回のモデル呼び出しが発生することもあります。見た目の操作は1回でも内部処理は1回とは限らないわけです。
利用者からはクレジット消費量の見積もりを分かりやすくしてほしいという要望が相次いでいますが、記事作成時点でGitHubはコミュニティ上で噴出している不満に対して具体的な回答を行っていません。従量課金への移行が始まったばかりということもあり、今後どのような改善策が示されるのか注目されます。
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