「SNSが子どもたちを依存症にして学校に損害を与えた」として起こされた訴訟が、公判前に和解を迎えた一件で、先行して和解したYouTube・TikTok・Snapに続いて、Metaも和解したことがわかりました。支払われる和解金の総額は2700万ドル(約43億円)に上るとのことです。
Social media companies to pay $27 million to settle Kentucky school district’s lawsuit, records show | Reuters
https://www.reuters.com/business/meta-paid-9-million-settle-kentucky-school-districts-lawsuit-over-social-media-2026-05-29/
Meta, TikTok, Snap Inc. and YouTube to Pay $27 Million to Settle School Lawsuit – Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-05-29/social-media-giants-to-pay-27-million-to-settle-school-lawsuit
Meta, Other Social Networks Will Pay $27 Million To Settle Kentucky School District Lawsuit
https://www.engadget.com/2184229/meta-tiktok-snap-youtube-settle-kentucky-school-social-media-addiction-lawsuit/
この一件は、ケンタッキー州ブレシット郡学区が「SNSは子どもたちの学習環境を混乱させるとともに、依存症の危機を引き起こし、学校予算を圧迫している」と主張して訴えを起こしていたものです。
YouTube・TikTok・Snapが学校によるソーシャルメディア依存症訴訟で公判前に和解 – GIGAZINE
訴えられたSNSのうち、YouTube、TikTok、Snapは和解に合意していましたが、InstagramやFacebookを擁するMetaは和解が遅れていました。YouTubeなどが今回、どういった条件で和解に合意したのかは当初明らかにされませんでしたが、ロイターによるとMetaが900万ドル(約14億3000万円)、TikTokとSnapが800万ドル(約12億8000万円)ずつ、YouTubeを運営するGoogleが201万ドル(約3億2000万円)を支払うことがわかったとのこと。
なお、和解金は支払うものの、SNS運営企業がプラットフォームの責任を認める必要はなく、また、プラットフォームに変更を加えるという条件もないとのこと。Googleの和解金が他社に比べて大幅に低い理由は不明ですが、Googleは教育向けプラットフォーム「Google Classroom」やその他の製品に関する特別トレーニングを提供することに合意したそうです。
和解に応じた企業のうちMeta、Google、Snapはそれぞれ、本件が友好的に解決されたことと、今後もプラットフォーム上でユーザーの安全を守るためのツールや機能に力を入れていくことを表明しています。
TikTokと原告側代理人はロイターによるコメント要請に応じなかったとのこと。
ちなみに全米で1300の学区が同様の訴訟を起こしており、規模の大きな学区ではさらに多額の支払いが必要になると見込まれるため、企業側の支払総額は4000億ドル(約63兆8000億円)にまで達する可能性が指摘されています。
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