2026年5月8日に行われたソニーの決算説明会で、PlayStation 5(PS5)の売れ行きや、ソニーが2022年に買収したゲームスタジオ「Bungie」の収益性が低下していることが明らかになりました。
(J)FY25.4Q_スピーチ付スライド – 25q4_sonyspeech.pdf
(PDFファイル)https://www.sony.com/ja/SonyInfo/IR/library/presen/er/pdf/25q4_sonyspeech.pdf
Sony forecasts lower gaming business sales amid memory price surge | Reuters
https://www.reuters.com/world/asia-pacific/sony-annual-profit-rises-134-below-analyst-estimates-2026-05-08/
Sony records a $766 million impairment loss against Bungie for the 2025 financial year, a 1-2 punch of Destiny 2 and Marathon failing to meet its expectations | PC Gamer
https://www.pcgamer.com/gaming-industry/sony-records-a-usd766-million-impairment-loss-against-bungie-for-the-2025-financial-year-a-1-2-punch-of-destiny-2-and-marathon-failing-to-meet-its-expectations/
決算説明会では2025年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の業績が発表されました。全体としては売上高が前年度比4%増の12兆4796億円で、営業利益は前年度比13%増の1兆4475億円と好調です。
ゲーム&ネットワークサービス分野では、PS5の販売台数減少によりハードウェアの減収があったと報告されています。2025年度第4四半期(2026年1月~3月)におけるPS5の販売台数は150万台で、前年同期から130万台の減少となりました。通期では前年度比250万台減の1600万台を販売しています。
ただし、為替の影響、ネットワークサービスの増収、自社制作以外のゲームソフトウェアの販売増加で、ゲーム&ネットワークサービス分野全体の売上高は前年度比873億円増となりました。ネットワークサービスにおいては、2026年3⽉の⽉間アクティブユーザー数が前年同⽉⽐1%増で過去最⾼となる1億2500万アカウントに到達、2025年度第4四半期の総プレイ時間は前年同期⽐1%増となるなど、ユーザーエンゲージメントは堅調に推移しているとのことです。
2026年度の見通しについては、販売台数減少によるハードウェアの減収で前年度比2657億円の減収になると見込まれています。ソニーは「PS5については、合理的な価格で調達可能なメモリ数量に基づく台数の販売を計画しており、その損益は2025年度と同程度を⾒込む」と伝えました。
なお、PS5については2026年3月27日に値上げが発表され、2026年4月2日より世界的に価格が上昇しました。この価格調整も売り上げに影響するものと考えられます。
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加えて、ゲームスタジオのBungieで2026年度第4四半期に886億円の減損損失を計上したことも伝えられました。減損損失とは、資産の価値が予期せず減少したときに計上する会計処理を指します。ソニーは「Bungieの展開するタイトルポートフォリオ全体の収益が想定に届いていないことを踏まえ、事業計画を下方修正した」と伝えました。
当該期間において、Bungieは脱出型PvPvEシューター「Marathon」を発売しています。ソニーによると「Metacriticスコアで82点を獲得し、Steam上のゲームレビューでも9割以上のプレイヤーが好評価を示すなど、ユーザーからの評価は⾼く、リテンション率などのエンゲージメント指標も⾼い水準を維持している」とのことです。
なお、ソニーは(PDFファイル)2025年度第2四半期でもBungieに対して315億円の減損損失を計上しており、このときは「Destiny 2」が原因だったと報告していました。
今後のゲームタイトルについてソニーは「2026年度のファーストパーティタイトルは、4⽉に発売した『SAROS』や9⽉発売予定の『Marvel’s Wolverine』など、良質なタイトルを数多く揃えており、2025年度を上回る収益貢献を期待しています」と伝えました。
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