ハンバーガーチェーンのバーガーキングで店員が使用するヘッドセットにAIアシスタント「Patty(パティ)」が導入される計画が明らかになりました。パティは店員の仕事をサポートしてくれることに加えて、特定の単語やフレーズを認識して店員と顧客のやりとりにおける「親しみやすさ」を評価します。
パティはOpenAIベースモデルとバーガーキング独自のアーキテクチャを組み合わせた音声対応AIアシスタントで、レストランチームがキッチン、ホール、在庫管理の業務をリアルタイムで管理できるようにすることを目指すAIプラットフォーム「BKアシスタント」の一部として提供されます。従来は各セクションの情報が独立して共有されていませんでしたが、システム全体を統合することで、注文の正確性向上や在庫の素早い管理などを実現できるとされています。また、店員はメニューの作り方やマシンの掃除方法などをパティに質問することができます。
さらに、パティは店員が「ようこそ」「お願いします」「ありがとう」といったキーワードを使っているかどうかを分析し、ホスピタリティを強化する目的でも一部のバーガーキング店舗で活用することが検討されています。
バーガーキングの広報担当者は、パティは特定の単語やフレーズに基づいて個々の従業員を監視または評価することを意図したものではないと強調しました。広報担当者によると、キーワードから店員の優れた親しみやすさについてリアルタイムの洞察を得ることで、マネージャーがチームを効果的に評価できるようにすることを目的としているとのこと。
バーガーキングの最高デジタル責任者であるティボー・ルー氏は、メディアに対し「パティは監視メカニズムではなく『コーチングおよび業務支援ツール』として設計されています。会話のフレーズだけではなく、会話のトーンを捉える方法についても繰り返し改良しています」と語りました。
マクドナルドやウェンディーズといったチェーンでは、AIチャットボットが注文の聞き取り対応をする「AIドライブスルー」を一部地域で運用しています。同様のAIドライブスルーの展開については、ルー氏は100店舗未満の店舗で試験運用していると述べつつも「試行錯誤はしていますが、まだリスクのある賭けです。全てのお客様が受け入れられるわけではありません」と慎重な姿勢を示しました。実際にファストフードチェーンのタコベルは2024年から500以上の店舗のドライブスルーで音声AIによる注文システムを導入していますが、不具合や反応の遅さに不満の声が多かったり、AIドライブスルーに「水を1万杯」のような無理な質問をしてふざける人がいたりと難しい部分も多く、再考の余地があると述べています。
ドライブスルーに音声AIによる注文システムを導入した大手ファストフードチェーンがAIの活用法を再考している – GIGAZINE

バーガーキングは2026年末までにバーガーキングAIアシスタントのウェブ版およびアプリ版をアメリカの全店舗に導入する予定です。音声アシスタントパティは500店舗で試験運用されます。
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