生成AI「Claude」の軍事利用について、開発元であるAnthropicとアメリカ国防総省の交渉が難航し、国防総省側が関係解消を考えていることがわかりました。
Pentagon threatens to cut off Anthropic in AI safeguards dispute
https://www.axios.com/2026/02/15/claude-pentagon-anthropic-contract-maduro
Anthropic and the Pentagon are reportedly arguing over Claude usage | TechCrunch
https://techcrunch.com/2026/02/15/anthropic-and-the-pentagon-are-reportedly-arguing-over-claude-usage/
ニュースサイト・Axiosは政府高官の情報として、国防総省がAnthropicとの関係解消を検討していると報じました。
アメリカは2026年1月にベネズエラに対する大規模攻撃を実施し、ニコラス・マドゥロ大統領夫妻の身柄を拘束しました。ウォール・ストリート・ジャーナルは、この攻撃に際して国防総省が「Claude」を利用したと関係者談で報じています。
Exclusive | Pentagon Used Anthropic’s Claude in Maduro Venezuela Raid – WSJ
https://www.wsj.com/politics/national-security/pentagon-used-anthropics-claude-in-maduro-venezuela-raid-583aff17
AnthropicはClaudeを暴力行為の助長や兵器開発、監視活動へ利用することを禁止しており、ベネズエラ攻撃への利用について問われた広報担当者は「Claudeやその他のAIモデルが、機密か機密ではないかを問わず、特定の作戦に使われたかどうかコメントすることはできません」と言及を避けた上で、「政府機関であろうと民間であろうと、Claudeを利用するにはAnthropicの利用規約を守ることが必須です」と述べました。
Axiosによると、アメリカ政府はAnthropicのほか「GPT-5」を擁するOpenAI、「Gemini」を擁するGoogle、「Grok」を擁するxAIの合計4社に対し、軍事作戦や兵器開発、情報収集といった特に機密性の高い分野を含めた「あらゆる合法目的」でAIの軍事利用を認めるように要求。
Anthropicは応じず、数カ月にわたって協議を重ねたものの、いよいよしびれを切らせた国防総省がAnthropicとの関係解消を視野に入れ始めたというわけです。
Anthropicを含むAI企業4社は2025年7月、国家安全保障のために国防総省とそれぞれ2億ドル(約307億円)の契約を結んでおり、もし関係見直しがあった場合、Anthropicはこの契約を失うことになるとみられます。
アメリカ国防総省がAnthropic・Google・OpenAI・xAIと各最大2億ドルの契約を締結、国家安全保障のためのAI活用 – GIGAZINE
なお、OpenAI、Google、xAIが国防総省の要求に対してどのような交渉を行ったのかは明らかになっていません。
この記事のタイトルとURLをコピーする
ソース元はコチラ
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。


