アメリカで不法移民取り締まりが強化される中で、アメリカ合衆国移民・関税執行局(ICE)職員の目撃情報を共有するアプリがアプリストアで人気を集めるようになりました。しかし、記事作成時点ではICE職員追跡アプリは司法省の要請によって削除されています。この件について、下院議員が「司法省がAppleやGoogleに削除について圧力をかけたかどうか」についての調査を開始したことが明らかになりました。
Raskin probes DOJ after Apple, Google blocked ICE tracking app – POLITICO
https://www.politico.com/news/2026/02/06/raskin-probes-doj-after-apple-google-blocked-ice-tracking-app-00767914
DOJ faces investigation over removal of ICE-tracking apps from the App Store – 9to5Mac
https://9to5mac.com/2026/02/09/doj-faces-investigation-over-removal-of-ice-tracking-apps-from-the-app-store/
ドナルド・トランプ大統領が大統領に就任して以降、アメリカでは不法移民の取り締まりが強化されています。これにより、アメリカでは不法移民の取り締まりを担当するICE職員の目撃情報を共有することができるアプリ「ICEBlock」の人気が高まりました。
ICEBlockには司法省や国土安全保障省が苦言を呈していたのですが、ICEBlockが関連したと思われる死亡事件が発生したことを受け、ICEBlockはApp Storeから削除されることとなっています。
ICEBlockの削除について、開発者は「ICEBlockが『不適切なコンテンツ』を理由にApp Storeから削除されたというメッセージが届きました。考えられるのは、トランプ政権からの圧力によるものでしょう。私たちは既に対応済みで、これに対抗します!」と反応。
これに対してパム・ボンディ司法長官は、「本日、Appleに連絡を取り、ICEBlockアプリをApp Storeから削除するよう要請しました」「アメリカ国民の安全を守るために日々命を懸けている連邦法執行官を守るため、引き続き全力を尽くします」と述べ、ICEBlockの削除を要請したことを明かしています。
AppleがICE職員の目撃情報を匿名で報告できるアプリ「ICEBlock」をApp Storeから削除、司法長官は削除を要請したことを認める – GIGAZINE
ICEBlockの開発者であるジョシュア・アーロン氏は、ICEBlockが不当にApp Storeから削除されたとしてトランプ政権の要人を相手取り訴訟を起こしています。
不法移民取り締まりの目撃情報を投稿するアプリ・ICEBlockがトランプ政権を提訴 – GIGAZINE
新たに、下院司法委員会の筆頭委員であるジェイミー・ラスキン議員が、司法省がAppleとGoogleに対してICEBlockをはじめとするICE職員追跡アプリをアプリストアから削除するよう圧力をかけたか否かについて、調査を開始したことが明らかになりました。
報道によると、ラスキン議員は司法省に対して「ICE職員の目撃情報をクラウドソーシングするアプリに関する協議に関連した、GoogleおよびAppleとの通信記録」の提出を要求したそうです。
AppleはICEBlockがApp Storeから削除された際に「App Storeはアプリを見つけるための安全で信頼できる場所となるよう作られました。法執行機関からICEBlockに関連する安全上のリスクに関する情報を受け取り、ICEBlockと類似のアプリをApp Storeから削除しました」とだけ説明していました。
なお、ラスキン議員は連邦職員がAppleとGoogleのモデレーションに不当に影響を与えたかどうかを判断するため、アプリ削除への司法省の関与に関する正式な報告書の提出を要求しています。
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