
中国政府が国内のテクノロジー企業に対してNVIDIAなどの高性能半導体の購入禁止を通達したことがロイターによって報じられました。アメリカ政府は高性能AIチップの中国への輸出を条件付きで承認しましたが、中国政府は輸入に反対した形です。
Exclusive: China’s customs agents told Nvidia’s H200 chips are not permitted, sources say | Reuters
https://www.reuters.com/world/china/chinas-customs-agents-told-nvidias-h200-chips-are-not-permitted-sources-say-2026-01-14/
2026年1月15日にアメリカ政府はAIの学習や実行に役立つ高性能半導体の中国への輸出を条件付きで承認しました。これにより、NVIDIAのH200やAMDのMI325XといったAIチップを中国へ輸出することが可能となりました。
NVIDIAとAMDのAIチップを中国に輸出するための新規則をアメリカ政府が発表、H200とMI325Xの輸出が制限付きで許可される – GIGAZINE
ところが、ロイターは複数の関係者の証言をもとに中国政府がAIチップの輸入を禁止する動きを見せていると報じました。関係者の話によると、中国の税関は職員に対して「H200の中国への輸入は許可されていない」と通達したとのこと。さらに中国政府の担当者が国内のテクノロジー企業を招集して「必要な場合を除いて半導体を購入してはならない」と指示したとも伝えられています。
関係者によると、中国当局が出した条件は非常に厳しく、事実上の輸入禁止状態にあるとのこと。また、中国当局は禁止指示の理由を明らかにしておらず、一時的な措置なのか永続的な措置なのかも不明な状態だそうです。中国政府はアメリカ政府が2025年12月に輸出規制の緩和方針を示した当時から輸入制限を検討しており、改めて輸入対する厳しい姿勢を示した形です。
ロイターは2025年12月に「中国のテクノロジー企業がNVIDIAに対して200万個以上のH200を発注している。NVIDIAにはH200の在庫が70万個しかないため、需要に応じるための準備を進めている」と報じていました。しかし、アメリカ政府は輸出を承認したものの中国政府が輸入を拒否しているため、NVIDIAによる中国企業へのチップ販売が予定通り進むかは不透明です。
なお、中国では高性能半導体を自国で生産するための動きも活発化しており、2025年12月には高性能半導体の製造に不可欠であるEUVリソグラフィのリバースエンジニアリングに成功したと報じられています。
中国がASMLの元エンジニアと協力してEUVリソグラフィー装置のリバースエンジニアリングに成功したとの報道、試作機が既に完成しており高性能半導体の自国生産間近か – GIGAZINE
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