SteamOS搭載ゲーミングPC「Steam Machine」・スタンドアローン型VRデバイス「Steam Frame」・ゲームコントローラー「Steam Controller」をValveが発表 – GIGAZINE


ゲーム配信プラットフォームのSteamを運営するValveが、SteamOS搭載のゲーミングPC「Steam Machine」、ゲームコントローラー「Steam Controller」、そしてスタンドアローン型VRデバイス「Steam Frame」を2025年11月13日に発表しました。いずれも2026年に発売される予定です。

Steamハードウェア
https://store.steampowered.com/sale/hardware

Steam Hardware Announcement – YouTube


◆Steam Machine
Steam MachineはSteamに対応したゲーミングPCです。見た目はキューブ型。サイズは高さ152mm×奥行き162.4mm×幅156mmで、重量は2.6kgです。


前面は脱着可能なパネルになっています。


パネルの下には17個のRGB LEDで構成されたLEDストリップがあります。光でステータスを示すほか、設定で光の色を変更することも可能。そのさらに下には、USB-Aポート2つとmicroSDカードスロット、電源ボタンが配置されています。


背面はファンになっていて、Valveのロゴが刻まれています。


スペックは以下の通り。Valveは「Steam Deckの6倍の性能を持ち、60fpsによる4K解像度でのゲームが可能」とアピールしています。記事作成時点では具体的な発売日と価格は明らかになっていません。

Steam Machine
CPUセミカスタムAMD Zen 4 6C / 12T
– 最大4.8 GHz、30W TDP
GPUセミカスタムAMD RDNA3 28CU
– 最大持続クロック2.45GHz、TDP 110W
RAM16GB DDR5 + 8GB GDDR6 VRAM
電源内蔵電源、AC電源110-240V
ストレージ512GB NVMe SSD
or
2TB NVMe SSD
さらに外部ストレージとして高速microSDカードスロットを搭載
Wi-Fi2×2 Wi-Fi 6E
BluetoothBluetooth 5.3専用アンテナ
入出力ディスプレイ・DisplayPort 1.4
 – 最大4K@240Hzまたは8K@60Hz
 – HDR、FreeSync、デイジーチェーン接続に対応
・HDMI 2.0
 – 最大4K@120Hz
 – HDR、FreeSync、CECに対応
USB前面にUSB-A 3.2 Gen 1ポート×2
背面にUSB-A 2.0高速ポート×2
背面にUSB-C 3.2 Gen 2ポート×1個
ネットワークギガビットイーサネット
OSSteamOS 3
デスクトップ環境KDE Plasma
サイズ高さ152mm×奥行き162.4mm×幅156mm
重量2.6kg


◆Steam Controller
Steam ControllerはSteam用に設計されたコントローラーで、PCとワイヤレス接続が可能。なお、Steam MachineにはSteam Controllerとの接続アダプターが内蔵されています。


特徴はデュアルトラックパッド、HDハプティック振動、ジャイロ機能、背面グリップボタン、フルサイズコントロール、静電容量センシングのアナログスティック、Steamボタンを搭載。バッテリーは8.39 Whリチウムイオンバッテリーで、35時間以上のゲームプレイが可能です。


アナログスティックは次世代磁気サムスティックで、感触や応答性、長期的な信頼性が向上するように設計されているとのこと。


デュアルトラックパッドはSteam Deckに搭載されているものと同様に、モーションコントロールを可能にする静電容量式タッチパネルとなっています。


背面は左右2つずつ、合計4つのボタン。


ジャイロ機能も搭載。また、搭載されている振動モーターは複雑な波形の処理が可能で、没入感のある的確なハプティクスを実現します。


そして、最も大きな特徴がSteam Controller Puckによるプラグアンドプレイ。Steam Controller Puckは磁気接続の充電ステーションです。


接続することで充電することが可能であるほか、繋いだままUSB接続で使用することも可能だそうです。


◆Steam Frame
Steam Frameは、Steamに最適化されたスタンドアローン型VRデバイス。SoCにSnapdragon 8 Gen 3、メモリに16GB統合LPDDR5X RAMを搭載。ストレージは256GBあるいは1TBで、さらにmicroSDカードによる外部ストレージも利用可能です。


画面は片目解像度2160×2160ピクセルの液晶ディスプレイ。リフレッシュレートは72~144Hzで、使用レンズはパンケーキレンズで、最大視野は110度。


合計6個のカメラを使ったインサイドアウト方式のトラッキングシステムを採用。パススルーはモノクロです。


また、フロント部分にはユーザーがアクセス可能な拡張ポートがあるほか、MIPIのデュアル高速カメラインターフェイス×8レーン・2.5Gbps、PCIe Gen 4インターフェイス×1レーンが用意されているとのこと。スピーカーはバンドの両側に2つずつ内蔵されており、トラッキングシステムの邪魔にならないように逆方向につけられています。


アイトラッキングで中央視野の解像度を周辺視野よりも高くする中心窩レンダリングを実現。


Steam FrameはPCに接続せず単独で動くスタンドアローン型のVRデバイスですが、プラグアンドプレイ6GHzワイヤレスアダプターを使うことでPCとのワイヤレス接続が可能になります。無線の1つはオーディオとビジュアルのストリーミング専用で、もう1つはWi-Fiに接続します。 2つの専用リンクがあり、帯域幅の競合はありません。


VRタイトルだけでなく、VR非対応のタイトルをバーチャルの大画面でプレイすることもできます。


そして、Steam Frameの操作に使うのが、Steam Frame Controller。


Steam Frame Controllerは左右それぞれ単3電池1本で動作します。VRゲームだけではなく、VR非対応のゲームもプレイできます。


Steam Machine・Steam Controller・Steam Frameは2026年発売ですが、具体的な発売日は記事作成時点では不明で、価格も明らかにはなっていません。

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