Windowsの「更新してシャットダウン」が失敗する問題を解決するアップデートが配信されるも今度はタスクマネージャーを終了できず – GIGAZINE


Windowsには「『更新してシャットダウン』をクリックしたのにシャットダウンせず再起動してしまう」という問題が長年存在し続けていましたが、2025年10月28日に配信されたプレビュー更新プログラム「KB5067036」でついに修正されました。ただし、KB5067036では「タスクマネージャーのウィンドウを閉じても実際には終了できていない」という新たな問題が発生しています。

2025 年 10 月 28 日 — KB5067036 (OS ビルド 26200.7019 および 26100.7019) プレビュー – Microsoft サポート
https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/ec3da7dc-63ba-4b1d-ac41-cf2494d2123a

Windowsに再起動が必要なアップデートを適用すると、電源メニュー内に「更新してシャットダウン」と「更新して再起動」が表示されます。このうち「更新してシャットダウン」には「シャットダウンしたいのに再起動してしまう」という問題が長らく存在していました。


2025年10月28日配信されたプレビュー更新プログラム「KB5067036」のリリースノートが以下。「更新してシャットダウン」で実際にはシャットダウンできない問題を解決したことが分かります。


KB5067036は2025年11月のセキュリティ更新プログラムに含まれる内容を一足早く使えるプレビュー更新プログラムとしてリリースされています。このため、KB5067036を適用するには設定アプリのWindows Upadate画面から「ダウンロードとインストール」をクリックする必要があります。


KB5067036にはシャットダウンの問題解決以外に複数の機能更新も含まれているのですが、同時に「タスクマネージャーの画面を閉じた後もプロセスが残り続ける」という新たな問題が発生したことも明らかになっています。Microsoftの問題通知ページによると、タスクマネージャーのインスタンスが多重起動されることによって他のアプリケーションの動作速度が低下する可能性があるとのこと。


Microsoftは対策手法としてコマンドプロンプトを管理者として実行して「タスクマネージャーのプロセスを終了させるコマンド」を実行するように案内しています。なお、正しいコマンドは「taskkill.exe /im taskmgr.exe /f」ですが、Microsoftの日本語ドキュメントは機械翻訳によって間違ったコマンドに訳されているので注意が必要です。


GIGAZINE編集部のPCではKB5067036を適用した後もタスクマネージャーの問題は発生しませんでしたが、環境によっては作業に影響を及ぼす可能性もあります。KB5067036はあくまでプレビュー更新プログラムなので、日本時間2025年11月10日の月例セキュリティ更新プログラム配信まで待つことを推奨します。

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