Affinityが開発するデザインツール群はPhotoshopやIllustratorといったサブスクリプション型のAdobe製品と違って買い切り型のライセンスモデルを採用しており、Adobe製品からの乗り換え先として注目を集めていました。そんなAffinityのデザインツール群が「Affinity」という名称の単一アプリにまとまり、無料で使えるようになったことが発表されました。
Affinity | プロフェッショナル クリエイティブ ソフトウェア、無料で万人のために
https://www.affinity.studio/ja_jp
Introducing the all-new Affinity: Professional design, now free for everyone
https://www.canva.com/newsroom/news/all-new-affinity/
Affinityは「Affinity Photo」「Affinity Designer」「Affinity Publisher」といった製品を展開していたソフトウェア企業で、2024年3月にデザインアプリを提供するCanvaによって買収されました。Affinityはもともと「Adobeのようなサブスクリプション型のビジネスモデルではなく、買い切り型のビジネスモデルを採用している」として注目を集めており、Canvaによる買収後もサブスクリプション型に移行しないことを明言していました。
Adobeと競合するデザインスイート・Affinityが4つの誓いを発表、永久ライセンス買い切り型は買収後も維持される – GIGAZINE
そして、2025年10月30日にはAffinityという名称の無料アプリがリリースされました。このAffinityはベクター編集ツール・写真編集ツール・レイアウトツールを単一アプリにまとめたもので、画面左上のメニューから編集モードを切り替えられます。
ベクター編集モードの見た目は以下の通り。数千枚のレイヤーや10万倍のズームといった負荷の高い操作をスムーズに実行できる高性能エンジンを備えているとのこと。
写真編集モードでは非破壊編集が可能。RAW現像も可能なほか、PSDファイルの読み込みにも対応しています。
レイアウトモードでは書籍やウェブサイトのモックアップなどを作成可能。
好みの機能を組み合わせてカスタムモードを作ることもできます。
すでにWindows版とmacOS版がリリースされており、近日中にiPad版も登場予定。
また、Canvaの有料プランを契約しているユーザーは画像生成や背景除去などのAI機能を使うことができます。
Affinityは以下のリンク先からダウンロード可能。ただし、Canvaのアカウントが必用です。
Affinity を入手 | 無条件でプロのパワー
https://www.affinity.studio/ja_jp/get-affinity
なお、Affinityは「Affinity Designer 2」「Affinity Photo 2」「Affinity Publisher 2」といった旧来のアプリとは別のアプリとしてリリースされており、旧来のアプリのサポートを続けることも明言されています。また、旧来のアプリで作成したファイルは今回リリースされたAffinityでも開くことができます。
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