Appleが開発するモバイル向けの動画編集アプリである「Clips」のアップデートが終了し、現地時間の2025年10月10日をもって新規ユーザーがアプリをダウンロードできなくなりました。
Apple says goodbye to the Clips app | TechCrunch
https://techcrunch.com/2025/10/11/apple-says-goodbye-to-the-clips-app/
Apple’s Clips App Discontinued – MacRumors
https://www.macrumors.com/2025/10/11/apples-clips-app-discontinued/
Appleは公式サポートのClips関連ページ上で、同アプリのアップデートが終了し、2025年10月10日をもって新規ユーザーがアプリをダウンロードできなくなることをアナウンスしました。ただし、既存ユーザーは必要に応じてAppleアカウントからアプリを再ダウンロードすることが可能です。なお、記事作成時点でClipsはApp Storeから削除されています。
Save your Clips videos – Apple Support
https://support.apple.com/en-us/123359
しかし、テクノロジーメディアのTechCrunchは、「アップデートがなければ、時間の経過とともにClipsの使用が難しくなる可能性があります」と指摘。実際、AppleはユーザーにClipsで生成した動画(エフェクトの追加の有無にかかわらず)をフォトライブラリにダウンロードして、他のアプリで動画を視聴・編集することを推奨しています。
2017年にリリースされたClipsについて、TechCrunchは「SnapchatやInstagramストーリーズに対するAppleの回答のように見えました」と言及。Clipsはソーシャルネットワークではありませんが、ユーザーはフィルター、絵文字、音楽を使って写真や動画をつなぎ合わせることができます。
MacRumorsは「Appleはリリース直後にClipsに新機能を追加しましたが、近年のアップデートはバグ修正に限られていた」と指定しました。
なお、ソーシャル掲示板のReddit上では「かなり前にClipsを使おうとしたのですが、混乱してしまいました」や「存在すら知らなかった」といったコメントも少なくありません。また、「Appleが開発するソフトウェアは、プレゼンテーションの要点やイベントのハイライトのために作られただけのものばかりで、結局はアップデートもメンテナンスもされないことが増えています。見た目は美しいが、全く役に立たないか、他の機能と互換性がないか、あるいは何らかの点で頑固に特異で非実用的であるため、結局誰も使いません」というAppleのアプリ配信に対する姿勢を批判するようなコメントもありました。これに対して、「Clips、Music Memos、Invitesなどのアプリは、ひとりのApple社員による情熱的なプロジェクトであり、大きな反響を呼び、一般に公開されるものの、その開発に携わった人物が退職してしまうと、Appleはその後アップデートを行わないようになる気がします」という意見もありました。
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