YouTubeが一度垢バンされたユーザーに復活のチャンスを与える「セカンドチャンス」プログラムを発表 – GIGAZINE


YouTubeが一度アカウントをBANされたユーザーに、もう一度チャンスを与える「セカンドチャンス」プログラムを発表しました。

Second chances on YouTube – YouTube Blog
https://blog.youtube/inside-youtube/second-chances-on-youtube/


YouTube prepares to welcome back banned creators with “second chance” program – Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2025/10/youtube-explains-how-banned-creators-can-get-a-second-chance/

YouTubeは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミックがピークに達した2020年に、「医療に関する誤った情報に関するポリシー」を制定し、COVID-19に関する陰謀論などを助長するコンテンツをブロック。2021年には「ワクチンについての誤った情報に関するポリシー」を発表し、ワクチンに関する誤った情報の発信を禁止しました。

しかし、これらのポリシーが撤廃されたことを受け、YouTubeは「現時点のポリシーには違反していないと考えられるクリエイターに、YouTubeへ復帰し、新しいチャンネルを開設するための機会を与える」と発表。

YouTubeが新型コロナや選挙情報で「誤報あり」としてアカウント停止処分を受けたクリエイターの復活申請を許可へ – GIGAZINE


現地時間の2025年10月9日には、一度アカウントを停止されたユーザーに新しいチャンネルを開設する機会を提供するセカンドチャンスプログラムを発表しました。

YouTubeはセカンドチャンスプログラムを発足した理由として、「クリエイター経済の中心地であるYouTubeは、クリエイターにとって視聴者を獲得するだけでなく、ビジネスを構築するための素晴らしい機会を提供しています。現在、YouTubeパートナープログラムには300万以上のチャンネルが参加しており、過去4年間だけでもクリエイター、アーティスト、メディアに1000億ドル(15兆3000億円)以上の報酬を支払っています」「機会の規模の大きさを考えると、長年YouTubeが続けてきた『問題を起こしたアカウントは永久に停止する』というアプローチは、クリエイターにとって困難なものになりかねないことを認識しています」と説明しています。

アカウント停止処分に誤解や誤りがある場合、ユーザーは異議申し立てを行うことができます。しかし、異議申し立ては問題のポリシーがコミュニティガイドラインから削除されているかどうかなど、いくつかの要素に基づいて評価されるため、決定の大部分は覆ることはありません。そこで、「YouTubeに戻るための選択肢を増やしてほしい」というクリエイターの要望をかなえるために、「資格要件を満たした一部のクリエイターに、YouTubeでの存在感を再構築する機会を提供するパイロットプログラムを導入します」とYouTubeは発表しました。

セカンドチャンスプログラムでは、今後数カ月かけて、一度アカウントをBANされたクリエイターに対して新しいYouTubeチャンネルを開設するオプションを提供していくとのこと。対象となるクリエイターは、BANされたYouTubeアカウントでブラウザ版のYouTube Studioにアクセスすると、新しいチャンネルを開設するリクエストに関するオプションが表示されるようになります。このリクエストが承認されると、新しいYouTubeチャンネルを作成可能となるわけです。


ただし、YouTubeチャンネルが新しく開設されることとなるため、以前の登録者やコンテンツが引き継がれるわけではありません。ただし、YouTubeのコミュニティガイドラインに準拠していれば、以前のアカウントにアップロードされていた動画を再度アップロードすることができます。

なお、アカウントがBANされた理由が著作権侵害である場合、セカンドチャンスプログラムの対象外となるそうです。また、アカウントがBANされた後にYouTubeチャンネルやGoogleアカウントを削除してしまっている場合も、記事作成時点ではセカンドチャンスプログラムの対象外となります。

セカンドチャンスプログラムの対象となるのはチャンネル停止から1年以上が経過しているアカウントのみとなっています。

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