2025年10月9日、折りたたみスマートフォンの「Pixel 10 Pro Fold」が発売されました。広げると8インチの画面になる横開き型スマートフォンで、他の「Pixel 10」シリーズと同様に「Tensor G5」プロセッサを搭載しているのが特徴です。早速手に入れたのでまずは外観をチェックしてみました。
Google Pixel 10 Pro Fold – 異次元をきりひらこう
https://store.google.com/jp/product/pixel_10_pro_fold?hl=ja
◆開封
これがPixel 10 Pro Foldのパッケージ。カラーはMoonstoneとJadeの2種類があり、今回はMoonstoneを選択しました。
内容物は本体とUSB Type-Cケーブル、SIMピン、書類。
◆見た目をチェック
これがPixel 10 Pro Foldです。広げた状態では高さ155.2mm×幅150.4mm×厚さ5.2mmで、内側ディスプレイは8インチサイズになります。重量は258gです。
背面はこんな感じ。外側ディスプレイは6.4インチです。
中央を境に、ぐぐっと無段階で折りたたむことが可能。
折りたたむと普通のスマートフォンのような見た目になります。
背面はこう。折りたたんだ状態のサイズは、高さ155.2mm×幅76.3mm×厚さ10.8mmです。
ディスプレイを点灯してみました。有機ELディスプレイを採用し、解像度は2076×2152、リフレッシュレートは1~120Hz、最大輝度は1800ニト(HDR)、ピーク輝度は3000ニト、コントラスト比は2000000:1以上です。
外側ディスプレイも有機ELディスプレイで、解像度は1080×2364のOLED、リフレッシュレートは60~120Hz、最大輝度は2000ニト(HDR)、ピーク輝度は3000ニト、コントラスト比は2000000:1以上です。
内側ディスプレイのエッジが少し盛り上がっていて、指でなぞると少し引っかかるのが気になりました。
外側ディスプレイは他のPixel 10シリーズ同様ツルッとしています。
もっと詳しく見ていきます。まずは天面。スピーカーやSIMスロットが並んでいます。
底面にはUSB Type-Cポートがあります。
右側面には、電源ボタンと音量ボタンが配置されています。
左側面には特に何もなし。
これがヒンジ。Googleによると「毎日折りたたんでも、10年以上使い続けられる安心の耐久性」を備えているとのこと。
ヒンジを正面から見るとツルッとしていました。
折りたたんだ状態で横から見たところ。
下から見たところ。折りたたむと厚さ10.8mmなので、やはりどうしてもゴツさを感じてしまいます。
◆カメラのスペック
カメラの見た目はこんな感じ。「48メガピクセルの広角カメラ」「10.5メガピクセルのウルトラワイドカメラ」「10.8メガピクセルの望遠カメラ」からなるトリプルカメラ構成です。
「Pixel 10 Pro Fold」「Pixel 10 Pro」「Pixel 10」のカメラ性能比較表が以下。Pixel 10 Pro Foldは広角カメラと望遠カメラのスペックがPixel 10と同一で、ウルトラワイドカメラは3モデルの中で最も画素数が低いです。
内側ディスプレイの右上に、「内側前面カメラ」と呼ばれるカメラがあります。
外側ディスプレイには「外側前面カメラ」があります。2つある前面カメラの性能は全く同じで「10メガピクセル Dual PD」「絞り値 ƒ/2.2」「画角 87°」です。
◆他のモデルと比べてみた
Pixel 10 Pro(左)とPixel 10 Pro Fold(右)を並べてみました。Pixel 10 Proは高さ152.8mm×幅72mm、Pixel 10 Pro Foldは高さ155.2mm×幅76.3mmなので、折りたたんだ状態でも「Fold」の方が一回り大きめ。なお、Pixel 10 ProはPixel 10と全く同じサイズです。
Pixel 10 Pro XL(左)は、高さ162.8mm×幅76.6mm。
厚さの比較です。左が厚さ8.6mmのPixel 10 Pro、中央が厚さ10.8mmのPixel 10 Pro Fold、右が厚さ8.5mmのPixel 10 Pro XLです。
広げた状態(厚さ5.2mm)だと、Foldの薄さが際立ちます。
実際に開いたり閉じたりする様子を撮影しました。
Googleの折りたたみスマホ「Pixel 10 Pro Fold」を開いたり閉じたりしてみた – YouTube

◆純正ケースを装着してみた
今回はGoogle純正の「Pixel 10 Pro Fold 用 Google Pixelsnap ケース」も買ったので装着してみます。
内容物はケースと取り付け方が書かれた箱でした。
まずはケースに付いたシールを剥がします。
シールの裏には粘着テープが付いていました。触ってみたところ、粘着力はさほど強くなさそうな感じ。ホコリが簡単に付きそうなので、あまり頻繁に取り外すことを想定していないのかもしれません。
Pixel 10 Pro Foldの背面を上に向けます。
上からかぶせるように装着すればOK。
装着自体はとても簡単でした。
装着して横から見たところ。ケース装着前の折りたたみ時の寸法は高さ155.2mm×幅76.3mm×厚さ10.8mmですが、ケースを装着すると高さ159.6mm×幅77.3mm×厚さ16.1mmにサイズアップします。
ケースはヒンジには干渉しません。
天面。スピーカー部に穴が開いています。
底面はこんな感じです。USB Type-Cポート周辺の空間が広めに確保されています。
カメラバンプはなだらかになるよう作られていました。
カバーの付け方・外し方も動画化しました。
Googleの折りたたみスマホ「Pixel 10 Pro Fold」に純正カバーを装着してみた – YouTube

Pixel 10 Pro Foldの価格は税込26万7500円からとなっています。
後日、ベンチマーク、バッテリー持ち、Pixel 10 Pro Foldならではの機能などをレビューする予定です。
<つづく>
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