GoogleがAIバイブコーディングアプリ「Opal」を日本を含む15カ国以上で展開 – GIGAZINE


Googleが、テキストプロンプトからウェブアプリを作成できるバイブコーディングアプリ「Opal」の提供地域を、日本を含む15カ国に拡大したと発表しました。

Opal is beginning to roll out 15 new countries
https://blog.google/technology/google-labs/opal-expansion/

近年、生成AIを使ったプログラミングであるバイブコーディングが注目を集めており、プログラミングの知識や経験に乏しい人でもアプリケーションの開発が可能になりつつあります。Googleはこのバイブコーディングを可能にするアプリ「Opal」を2025年7月に発表していましたが、当初はアメリカ限定でパブリックベータ版が公開されているのみでした。

GoogleがAIアプリ開発用のバイブコーディングツール「Opal」を発表、自然言語やビジュアルエディターでノーコード開発が可能に – GIGAZINE


Googleは2025年10月6日付けで、Opalがアメリカだけでなく、日本・カナダ・インド・韓国・ベトナム・インドネシア・ブラジル・シンガポール・コロンビア・エルサルバドル・コスタリカ・パナマ・ホンジュラス・アルゼンチン・パキスタンで展開を開始すると発表しました。

Google Labsのシニアプロダクトマネージャーであるミーガン・リー氏は「Opalをアメリカのユーザーに公開した際、シンプルで楽しいツールが開発されるだろうと予想していました。しかし、実際には、洗練され、実用的で、非常にクリエイティブなOpalアプリが急増するとは予想していませんでした」と述べ、予想外の反響があったことを明らかにしています。

Opalは、GoogleのAIツールを体験できるプラットフォーム「Google Labs」で公開されており、以下のURLからアクセスできます。記事作成時点で利用は無料ですが、Googleアカウントの登録が必要です。

Welcome – Opal [Experiment]
https://opal.withgoogle.com/

Googleアカウントで利用登録をするとこんな感じ。「Create New」をクリック。


すると、こんな感じでAIチャットボットのテキストプロンプト入力欄が表示されました。


こんな感じで、作成したいアプリの概要を入力し、送信ボタンをクリック。


すると、数十秒でぱっと入力や出力、生成のワークフローが視覚的に表示されました。右には生成されたアプリのプレビューなどがあります。右の「Start」をクリック。


すると、実際にコードが生成されます。


完成したアプリがこんな感じ。今回は入力した英文のアルファベットを指定した文字分だけずらすシーザー暗号アプリを作成してみました。上部の入力欄に英文を入力すると、下部の出力欄にリアルタイムで変換後の文章が表示されます。


「Shift Value」のスライドバーを動かすことで、ずらす文字数を指定できます。ぐいっと「8」に動かすと、すべてのアルファベットが8文字分ずれた英文が表示されました。まさに思い描いていた通りのアプリで、めちゃくちゃシンプルなアプリではあるものの、これがわずか数分でできてしまうことに驚き。


Opalでは、任意のステップをクリックしてプロンプトを確認または編集したり、ツールバーを使用して新しいステップを手動で追加したりできます。また、作成したアプリをウェブに公開し、リンクを共有して他のユーザーが自分のGoogleアカウントでテストできるようにすることも可能です。


また、今回の提供国拡大にあわせて、Opal​​のコアパフォーマンスにも大幅な改善が加えられています。以前は新しいOpalの作成に最大5秒以上かかることがあったそうですが、これを劇的に高速化し、より迅速に開始できるように改良されているとのこと。また、並列実行も可能になり、複数のステップを含む複雑なワークフローを同時に実行できるようになり、全体的な待機時間を短縮できるようになったとGoogleは述べました。

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