「iPhone 17」「iPhone 17 Pro」「iPhone Air」のバッテリー持続時間と充電速度を測定&高負荷時に高温になるかも検証してみた


レビュー


GIGAZINEでは「iPhone 17」「iPhone 17 Pro」「iPhone Air」を入手してカメラ性能やベンチマークスコアを確かめてきました。「薄型のiPhone Airのバッテリー持続時間はどんなものなのか?」とか「iPhone 17 Proにはベイパーチャンバーという冷却機構が備わっているけど、実際どれくらい冷えるのか?」といった疑問がまだまだ残っているので、疑問を解消するべく3モデルの「バッテリー持続時間」「バッテリー充電速度」「高負荷時の温度」を測定してみました。

iPhone – Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/iphone/

・目次
◆1:バッテリー持続時間を比較
◆2:フル充電に必要な時間を比較
◆3:充電中の温度比較
◆4:高負荷時の温度を比較
◆5:まとめ

◆1:バッテリー持続時間を比較
「iPhone 17」「iPhone 17 Pro」「iPhone Air」の公称バッテリー持続時間は以下のとおり。動画ストリーミングの場合、iPhone 17は最大27時間、iPhone 17 Proは最大30時間、iPhone Airは最大22時間使用可能とされています。ただし、公称値はAppleのテスト環境で得られたものなので、実際にGIGAZINE編集部でもバッテリー持続時間を測定してみることにします。


というわけで、上から順に「iPhone 17」「iPhone 17 Pro」「iPhone Air」を並べて、満充電の状態からYouTubeの動画を全画面で再生し続けてバッテリーが切れるまでの時間を測定しました。画面の明るさは最大、音量は50%に設定し、インターネットにはWi-Fiで接続しています。また、室温はエアコンで26度に保った状態で測定しています。


再生開始から12時間31分でiPhone 17のバッテリーが切れました。


続いて、15時間5分経過時点でiPhone Airがバッテリー切れ。


そして、測定開始から15時間41分でiPhone 17 Proのバッテリーも切れました。


3モデルのバッテリー持続時間を表にまとめると以下の通り。iPhone Airは非常に薄型でバッテリー持続時間の公称値も最短だったのですが、今回の測定条件ではiPhone 17より2時間半以上長持ちする結果となりました。

モデルバッテリー持続時間
iPhone 1712時間31分
iPhone 17 Pro15時間41分
iPhone Air15時間5分


◆2:フル充電に必要な時間を比較
公式スペック表を確認すると、iPhone 17とiPhone 17 Proは「40Wの充電アダプターを使えば20分で最大50%充電可能」とされている一方、iPhone Airは「20Wの充電アダプターを使えば30分で最大50%充電可能」となっており、充電性能に差があることが分かります。


実際の充電速度を確かめるべく、Ankerの70W出力に対応した充電アダプターを使って充電してみます。なお、USB Type-CケーブルはiPhone 17 Proに付属してきたものを使いました。


10分ごとにバッテリー残量を記録してグラフ化したものが以下。30分経過時点でiPhone 17は72%、iPhone 17 Proが67%、iPhone Airが56%でした。その後、iPhone 17は90分で充電完了し、iPhone 17 ProとiPhone Airは100分で充電完了しました。


◆3:充電中の温度比較
バッテリー充電中の温度を赤外線サーモグラフィ「FLIR i3」で測定しました。iPhone 17のディスプレイ側は33度前後。


背面は34度前後。


iPhone 17 Proはディスプレイ側が36度前後。


背面は37度前後。


iPhone Airはディスプレイ側が36度前後。


背面は38度前後。どのモデルも充電中に熱さを感じることはありませんでした。


◆4:高負荷時の温度を比較
高負荷時の温度を測定するべく、3モデルを壁に立てかけた状態で4K・60fpsの動画撮影を10分間続けてから温度を測定しました。


iPhone 17のディスプレイ側は41度前後。


背面も41度前後。


iPhone 17 Proのディスプレイ側は43度前後。


背面は44度前後。


iPhone Airのディスプレイ側は44度~45度。


背面は46度前後でした。


iPhone 16 Proは4K・120fpsでの撮影に対応しているので、4K・120fpsで10分間撮影し続けた際の温度も測定します。


ディスプレイ側は44度。


背面は45度~46度でした。


どのモデルも高解像度の動画を撮影し続けても「持てないほどの熱さ」にはなりませんでした。

◆5:まとめ
「iPhone 17」「iPhone 17 Pro」「iPhone Air」のバッテリー性能を比較した結果、iPhone Airのバッテリーが意外と長持ちすることが判明。一方で充電速度はiPhone Airが最も多い結果となりました。それでも100%になるまでの時間はiPhone AirとiPhone 17 Proで同等なため、バッテリー性能が問題になることはないと言えます。また、高負荷時の温度についても3モデルとも発熱が大きな問題なることはなさそうです。

「iPhone 17」「iPhone 17 Pro」「iPhone Air」のベンチマークスコアは以下の記事にまとめています。全体的にiPhone 17 Proの性能が最も高く、iPhone 17とiPhone Airはテスト内容によって順位が入れ替わります。

「iPhone 17」「iPhone 17 Pro」「iPhone Air」を一斉ベンチマークテスト、無印・Pro・Airの性能差を探る – GIGAZINE


GIGAZINEでは3モデルの写真撮影性能も詳しくレビュー済み。「ベンチマーク」「カメラ性能」「バッテリー性能」「発熱具合」の検証結果をまとめると、iPhone 17は「特に弱点のない誰にでもオススメできるスマートフォン」、iPhone 17 Proは「処理性能もカメラ性能もバッテリー性能も高く、高機能なスマートフォンを求める人にオススメ」、iPhone Airは「処理性能は無印モデル程度で、カメラ性能は低いものの、バッテリー性能は問題なし。薄型のボディに魅力を感じる人向け」といった感じです。

iPhone 17のカメラ性能を徹底検証してみたよレビュー、48メガピクセルにアップグレードされた超広角カメラの実力はいかに – GIGAZINE


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各モデルの最低価格はiPhone 17が12万9800円、iPhone 17 Proが17万9800円、iPhone Airが15万9800円です。それぞれAmazon.co.jpでも入手可能です。

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