IntelがAppleに対して、投資を打診しているとBloombergが報じました。これはIntelの経営再建の一環とされており、両社は緊密な協業構想について議論しているそうです。
Intel Is Seeking an Investment From Apple as Part of Its Comeback Bid – Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2025-09-24/intel-is-seeking-an-investment-from-apple-as-part-of-its-comeback-bid
Intel reportedly asking ex-flame Apple to invest • The Register
https://www.theregister.com/2025/09/24/intel_reportedly_courting_apple/
Intel seeks investment from Apple, Bloomberg News reports | Reuters
https://www.reuters.com/business/intel-seeks-investment-apple-bloomberg-news-reports-2025-09-24/
Intelは2024年8月に過去50年間で最大の株価の急落を記録。2025年7月には2万4000人の従業員を解雇し、ドイツ・ポーランド・コスタリカといった国で一部事業を取り止めることを発表するなど、経営難に陥りました。
しかし、2025年8月にはソフトバンクがIntelに20億ドル(約2970億円)を投資する契約を締結。さらに、同月にアメリカ政府がIntel株を10%取得。2025年9月にはNVIDIAがIntel株の5%相当を購入しています。
新たに、Bloombergは複数の匿名関係者から、「IntelがAppleに投資を打診している」という情報を入手したと報じています。Appleは2020年まで、MacでIntel製プロセッサーを採用してきましたが、2020年6月に独自設計のチップであるAppleシリコンに移行すると発表。これ以来、両社は主要なパートナーから直接の競合企業へと変わっていきました。
AppleがMacでも独自開発のプロセッサに移行する「Apple Silicon」を発表、iPhone&iPadのアプリがMacでも利用可能に – GIGAZINE
近年、Intel製品の需要は低下しており、サーバー市場やPC市場でシェアを失ってきました。そのため、Appleのティム・クックCEOがAppleシリコンを捨ててIntel製プロセッサーに戻る可能性は低いとThe Registerは指摘しています。
しかし、IntelはCPUを販売する代わりに、Appleの次世代チップを製造する製造受託メーカー(ファウンドリ)として有望視されている可能性があると指摘されています。実際、Intelは半導体チップを製造する工場を契約製造業者に開放する構想を以前から打ち出してきたものの、まだ「核となる顧客」の確保には成功していません。
また、アメリカ企業は政府から「製造拠点を国内に戻すように」と圧力を受けており、AppleもメイドインアメリカのiPhoneを製造するため、国内に多額の投資を行っています。
Appleがアメリカ国内への88兆円超えの投資を発表、iPhoneの強化ガラスは100%アメリカ製になりトランプ大統領にはガラスと金の記念品を贈る – GIGAZINE
記事作成時点でAppleのAppleシリコンを製造する主要サプライヤーはTSMCですが、Intelがこれに取って代わる、あるいは製造の一部を担うことができるようになれば、Appleとしてもサプライヤーを多元化することにつながり、TSMCへの依存を減らすことができます。ただし、TSMCは2025年初頭からアメリカのアリゾナ州フェニックスにある工場で、AppleやNVIDIA向けチップの製造を始めており、トランプ政権から投資も受けています。
TSMCがアメリカの半導体工場に15兆円を投資するとトランプ大統領が発表 – GIGAZINE
by 李 季霖
ただし、IntelとAppleの協議はまだ初期段階にあり、AppleがIntelに財政支援を行うかどうかは保証されていません。
この記事のタイトルとURLをコピーする
ソース元はコチラ
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。



