10万枚以上のSIMカードを用いて迷惑電話をかけたり基地局を停止させたりする「SIMバンク」とは? – GIGAZINE


メモ


国連総会の開始を前に、シークレットサービスがニューヨーク地域で「SIMバンク」を解体したと発表しました。「SIMバンク」は300台以上のSIMサーバーと10万枚以上のSIMカードで構成され、匿名の迷惑電話をかけたり、基地局の機能を停止させたりする能力があるとのことです。

U.S. Secret Service dismantles imminent telecommunications threat in New York tristate area | United States Secret Service
https://www.secretservice.gov/newsroom/releases/2025/09/us-secret-service-dismantles-imminent-telecommunications-threat-new-york


NYC Telecom Raid: What’s Up With Those Weird SIM Banks?
https://tedium.co/2025/09/23/secret-service-raid-sim-bank-telecom-hardware/

シークレットサービスが、アメリカの政府高官を標的として通信攻撃を行うために使われる電子機器ネットワークを解体したと発表しました。シークレットサービスによると、このネットワークは300台以上のSIMサーバーと、10万枚以上のSIMカードで構成され、「警護活動に差し迫った脅威をもたらしていた」とのこと。

押収された機器の一部はこんな感じ。


機器に使用するSIMカードを外した残骸が山のよう。


大量のSIMカードがセットされた機器。シークレットサービスは「SIMボックス」と呼称しています。


ラックにいっぱいの「SIMボックス」が並ぶ「SIMバンク」。


シークレットサービスによると、「SIMバンク」を利用すると、匿名の脅迫電話をかけたり、携帯電話基地局の機能を停止させたり、サービス拒否(DoS)攻撃を実行したりと、さまざまな通信攻撃が実行可能だとのこと。

科学捜査は進行中ですが、初期分析により「国家脅威アクター」と「連邦法執行機関に知られている個人」との間で携帯電話の通信が行われていることが示されています。

ニュースレターのTediumによると、シークレットサービスが押収したのは中国企業・Ejoin Technologyが製造している「SMS・音声ゲートソリューション」で、1台3730ドル(約55万4000円)で販売されています。

ejointech.shop/collections/ejoin-gateway-popular-now/products/256-sim-4g-lte-sms-gateway-64-port-ticketing-bulk-sms
https://ejointech.shop/collections/ejoin-gateway-popular-now/products/256-sim-4g-lte-sms-gateway-64-port-ticketing-bulk-sms


実際に、この種の「SIMバンク」を用いた詐欺計画を、アフリカ7カ国が共同作戦で摘発しており、容疑者306人が逮捕され、1842台の機器が押収されたとのことです。

More than 300 arrests as African countries clamp down on cyber threats
https://www.interpol.int/News-and-Events/News/2025/More-than-300-arrests-as-African-countries-clamp-down-on-cyber-threats

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