2025年8月20日、中国のインターネット検閲システム「グレート・ファイアウォール」がおよそ74分にわたり外部との通信を遮断しました。
Analysis of the GFW’s Unconditional Port 443 Block on August 20, 2025
https://gfw.report/blog/gfw_unconditional_rst_20250820/en/
China’s Great Firewall blocked all traffic to a common HTTPS port for over an hour, severing connection to the outside world — with no hint as to its intention | Tom’s Hardware
https://www.tomshardware.com/tech-industry/cyber-security/chinas-great-firewall-blocked-all-traffic-to-a-common-https-port-for-over-an-hour-with-no-hint-as-to-its-intention
グレート・ファイアウォールを監視するサイト「GFW Report」によると、現地時間2025年8月20日0時34分から1時48分にかけて、グレート・ファイアウォールが偽の「RST+ACKパケット(通信リセットを要求するパケット)」をHTTPS通信の標準ポートである443番ポートに無条件に注入するという、異常な動作を行ったとのこと。
その結果、中国国外から国内のウェブサイトへ、あるいはその逆へ443番ポートで接続を試みると、パケットロスや中断が頻繁に発生し、安定した接続を維持できなくなる問題が発生しました。
この動作は約74分間続き、その後通常のプロセスに戻ったと報告されています。
GFW Reportによると、今回の動作は特に443番ポートを標的としたもので、SSHに使用される22番、HTTPに使用される80番など他のポートは影響を受けなかったとのこと。
これは、2020年に1番から65535番までの全ポートが遮断された事件とは対照的です。
2025年には、国内有数の工業地域のひとつである河南省で特に厳重な規制が敷かれていたことが明らかになっています。
中国で地域的な検閲が強化されたか、河南省でのインターネットのブロックが他地域の10倍に急増 – GIGAZINE
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